長期投資と趣味を増やしてアーリーリタイアを。

長期投資をしながら、趣味を少しずつ増やし、アーリーリタイアを目指す普通のサラリーマンのブログです。

仕事の本質:多様な働き方と役職の責任

 突然ですが、「仕事の目的」とは何でしょうか?多くの人が、「生活の為」と思いますが、「社会との繋がり」や仕事そのものにやりがいを感じている人もいます。

 

 私の場合、「生活の為」であり、また「経済的自由を得る為」でもあります。まあ、要は「お金を得る手段」としてしか考えていません。

 

 もし自分の好きな仕事ができて、それがお金に結び付くのであれば、「仕事=趣味」になるかもしれません。ただ趣味も仕事になってしまえば、責任が伴いますので、趣味として楽しめなくなるような気もします。

 

働き方改革の弊害(?)

 少し前になりますが、自民党総裁選挙に勝利した高市早苗さんがインタビューで「国民の為に馬車馬になって働く。」と言っていました。

 

 日本の総理大臣は相当な重責で、激務である事を考えると、"覚悟を持って取り組む" という意思の表れなのだろう、と良い印象を持ちました。ただ、「馬車馬になって働く。」という言葉に対して問題視する人もいたようですが…。

 

 私の会社ですが、つい10年前くらいまではサービス残業当たり前、休日出勤(もちろん手当はつかず)もよくある職場環境でした。

 

              

 

 一方で今は働き方改革が浸透し、更に人手不足も相まって従業員の職場環境は格段に良くなっています。

 

 当然管理職ではない一般社員の残業手当は完全に出ますし、そもそも残業までして仕事をしている人は少なくなりました。

 

 管理職は残業手当は出ないのですが、毎日サービス残業する人、終業時刻になったらさっさと帰宅する人に二極化しています。毎日残業している人は、ほぼ同じメンバーで、その中に私も含まれています。

 

「毎日残業する⇒仕事の効率が悪い⇒仕事ができない」

 

という構図が出来上がるかもしれませんが、よくよく毎日残業しているメンバーの殆どは管理職(すなわち残業代が出ない人)で、社内ではいわゆる "仕事ができる人" である事に気づきました。

 

 私が仕事ができるかはさておいて、結局残業してまで仕事をするという事は、その人のキャパを超えてるという事であり、与えられた仕事を何とか完遂しようという、責任感が強い人とも言えます。

 

 従業員の職場環境が良くなったのは大変良い事ですが、今の時代は上司が部下に無茶な仕事を振れなくなった、といえます。

 

 特に納期の厳しい仕事については、部下に振っても納期に間に合わない、納期に間に合ったとしても完成度が…というケースがあり、結局上司が自分でやってしまう事になります。

 

 昔の部長、課長の仕事の内容や量は把握していませんが、自分自身が昔想像していたより部長や課長でもプレーヤーとしての能力が必要と感じます。

 

 そう考えると、給料はそこそこでよいので、出世せずに一生一般職でサラリーマン人生を過ごした方が良いな…と思います。特に私はFIRE(アーリーリタイア)を目指していますので…。

 

役員はもっと大変そう

 職位も上がったので、会社の役員と直接接する機会も増えました。会社の役員というと、"仕事が趣味" の人ばかりと言えます。

 

 あと色々な役員を見ていて、「会社の役員になるには体力が必要。」という事が分かりました。

 

 会社のトップですので、仕事ができる、人柄がよい(コミュニケーション能力が高い)というのも当然ですが、社内外の付き合いもあり、土日も含めて予定が詰まっている人が殆どです。

 

 『せめて土日祝日だけでもゆっくり休みたい…』と思っていても、接待ゴルフだったり、地域のイベントに招待されたり、と色々あります。

 

 会社でもある一定以上の役職になると、会社の役職だけでなく、それ以外の肩書(社団法人の部会長、地元団体の企業側代表、商工会議所の役員等々…)も付きます。

 

 実際、私も会社での役職以外に2つ社外で役職を持っており、定期的に開催される会合や懇親会(飲み会)に参加しています。

 

 結果、これらの対応をする為にイベントや飲み会に参加する事になるのですが、ある役員の方と話をした際、今週は7日間のうち、7日間(すなわち毎日)予定が入っている、と言っていました。

 

 役員になれば給料もそれなりに良いのでしょうが、平日はおろか休日まで働く事を考えると 『役員も割に合わないなぁ…やっぱり一般職がいいなぁ。』と思ってしまいます。

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