2021年が終わり、年が明けました。昨年は、『コロナに始まり、コロナで終わる』、という1年だったと思います。コロナが騒がれ始めたのが2019年、コロナショックによる株価暴落が起きたのは2020年2月末でしたが、2021は金融緩和と経済回復で株価は大幅に上昇しました。
ちなみにNYダウ工業平均株価は、2021年の1年間で18.7%も上昇したそうです。2020年のコロナショック時に上手く仕込んでいれば、2021年は資産を増やした人が多いのかもしれません。2022年は、欧米の中央銀行が金融緩和縮小と利上げが予定されており、2021年ほど株価は上がらないのではないか、と勝手に妄想しています。
2021年12月末の資産残高
毎月報告している私の資産残高(2021年12月末時点)です。
資産内訳グラフ
<コメント>
・株価好調と円安による海外資産の評価高で資産が大幅に増加。
・(会社の)給与とボーナスを日本株へ投資。国内株式が増加。
南アフリカでのコロナウィルスの新種(オミクロン株)の発見により、一時的に株価は大きく下落しましたが、その後重篤化しない事が分かると、株価は再び上昇に向かいました。
結果、外国株式を中心に11月末の時より価格は上昇しています。株価上昇が寄与しましたが、資産が大きく増えた主要因は、「円安」と思います。先月まで1ドル113円台で推移していましたが、115円台まで円安が進んだ為、海外資産の評価額が上がりました。
また持っていたユーロ建て預金も円安/ユーロ高により、円換算での評価が高くなり、資産増加に寄与しました。ただユーロは、2010年頃に購入したものであり、その時の為替が1ユーロ158円でしたので未だ含み損が解消せず、塩漬け状態です…。
この1年でどの位資産が増えたのか
2021年の年初に立てた目標では、12月末時点での金融資産を1億2,000万円までにすることでした。結果、年の途中で目標は達成し、『上手くいけば年末までに1億3,000万円はいくかな…。』と思っていました。
しかし新型コロナのニュース(オミクロン株の発見)で株価が暴落した時は、「これは1億3,000万円どころか、当初の目標である1億2,000万円もキツイかな。」と感じていました。結局株価の再上昇と円安進行により、1億3,000万円を達成する事ができました。
結果的に11月から12月にかけて資産が大幅に増えましたが、2021年は年初から1年間でどの位資産が増えたのか、調べてみました。
上記グラフを見て頂いたら分かります様に、順調に資産が増えています。ちなみに1年前の2020年12月末時点との金融資産残高を比較すると、
2020年12月末 1億1,190万円
2021年12月末 1億3,011万円
差 1,821万円
という結果になり、資産が16.3%増えた事になりました。NYダウは19%上昇しましたが、キャピタルゲインに寄与しない円預金や国内債券が約半分(47%)占めますので、まずまずの結果だったと思います。
話は変わりますが、知人の職場(金融関係)の上司が投資について話していたのを思い出しました。その上司は、投資経験が無いとの事でしたが、仕事の関係で経済には詳しいらしく、「(コロナショックで)株価が暴落した時に、投資をしていれば、資産を増やせたのになぁ…。」と言っていたそうです。
その後知人から聞いた話では、投資には一時的に興味を示しただけで、投資を始めた訳では無いようです。その方は、仕事柄経済や金融に関わる事が多いので、投資を始める事は一般の方よりハードルが高くない様な気がします。
私自身、投資を始めて20年が経ちますが、この話を聞いて日本人にとって投資はまだまだ一般的なものではないのかもしれないと感じました。ただこれからインフレが進むと考えられ、現金のみの金融資産は逆にリスクが高く、投資をしない事による機会損失が大きいように感じます。
一方で、『投資は自己責任』と言う考えは、投資をした事が無い人にとって、許容できないのかもしれませんが…。