アーリーリタイアを目指す方は、読まれている人が多いかもしれませんが、「金持ち父さん、貧乏父さん」の著者であるロバートキヨサキ氏の本には、『資産を築く事も大事だが、資産から得られる不労所得(いわゆるキャッシュフロー)を増やす方がもっと重要』と書かれています。
また「持ち家は資産ではない。」というキヨサキ氏の有名な言葉があります。キヨサキ氏の考え方によると、お金をポケットに入れてくれるのが資産で、ポケットからお金が出ていくのが負債となるそうです。
持ち家は一見家賃がかからず、売却したらお金になるので「資産」と思えますが、固定資産税や修繕費などの支出があり、お金が出ていく事になりますので、負債と位置付けられている様です。
キヨサキ氏の考え方はマイホームを購入した方からすると理解できないかもしれません。事実、賃貸住まいをしている私にとっては、毎月の家賃の支払いが必要ですので、少なくとも持ち家は負債…とも言えないような気がします(偶に妻から「将来住む家はどうするの?」と言われることがあります…)。
2021年の不労所得
昔は資産を増やす事を重視して投資をしていましたが、「アーリーリタイア」という目標を立ててからは、不労所得を増やす事も意識するようになりました。
しかし不労所得を増やす為だけに高利回りの商品を選んで投資するとリスクが大きくなりますし、逆にリスクを取らなすぎると利回りが低く、不労所得は少なくなります。一応、将来アーリーリタイアした時点での目標としては、資産から得られる配当利回りを税引前で2.5%(税引後2.0%)で考えています。
先日、2021年も終わったので、この1年間で得られた不労所得の金額を計算してみました。結果は、以下の通りです。2019年が64万円、2020年は90万円弱と少しずつですが不労所得が増えている事が分かります。
2021年になって、年間の不労所得がようやく100万円を超えました。年末に幾つかの日本の個別株に投資していますので、2022年は少なくとも120万円の不労所得が得られると考えています。
不労所得が増える事で何が出来るのか
投資をしていく中で不労所得が徐々に増えていくと思いますが、ただ単に増えるだけでは面白みがありません。一方で、不労所得は勤労所得とは異なり、自分が寝ている間でもお金が働いて生み出された収入なので、増えていくと気持ちが良いものです。
不労所得が増えていく過程で、「不労所得が○○万円増えたので、○○が出来るようになった。」と想像すると不労所得を増やすモチベーションにもなります。得られた不労所得で我家の支出をどの位カバーできるのか、以下にまとめてみました。
上記のように不労所得が増えていくに従って出来る事も増えていく事が分かります。私の最終目標は、年間400万円の不労所得を得る事です。現在の我家の生活費が年間300万円ですので、不労所得が300万円を超えた時点で、経済的自由を得られた事になります。
ただ今の生活費が300万円とは言え、アーリーリタイア後は時間が十分にありますし、旅行に行ったり、趣味を楽しんだりと少し余裕を持った生活をしたいので、目標金額を400万円にしています。
年に数回海外旅行に行くのであれば、400万円では足りず、恐らく少し働く「セミリタイア」をするのではないか、と想像しています。今はようやく月10万円(年間120万円)の不労所得が得られたばかりであり、目標達成まではしばらく時間がかかりそうです。
最初は年間数万円の不労所得でも、「子供のおこずかい代は稼げた。」とか、次は「自分のおこずかい代は稼げるようになった。」と少しずつでも入るお金が増えて出来る事が増えると、喜びも大きくなると思います。