会社に入ってから貯蓄と投資を続けて約20年が経ちます。それなりに金融資産が貯まったので、今会社をクビになっても直ぐに路頭に迷う事は無いと思います。
私の実体験ですが、ある程度の金融資産があると、それが心の拠り所になり、精神が安定すると思います。逆に資産が無く、更に借金がある場合は心は落ち着かず、仕事も集中できないかもしれません。
ただ起業に失敗して多額の借金を抱えながら、次の起業と借金返済のためにがむしゃらに働いている人は、心が落ち着かないと言っている暇は無いのかもしれません。
金融資産が無い状態を想像してみた
今までアーリーリタイアを目指す為に、金融資産を増やす事ばかり考えていましたが、資産がいきなりゼロになった場合を想像してみました。
起業に何度も挑戦して、成功と失敗を繰り返している人は、いきなり無一文になっても、再びビジネスを立ち上げて、何時でも資産を増やせる自信がつくそうです。いわゆる「稼ぐ力」がサラリーマンとは全く違うのでしょう。
私の場合、ビジネスに挑戦したことは無く、今ある金融資産がある日突然ゼロになった場合、再び同じくらいの資産を築けるとは思えません。
少し想像しただけでも、恐らくショックで立ち上がれない自分が思い浮かびます…。一方で、資産がゼロになった時の事を想定して、今から準備して「稼ぐ力」をつけておくと、気持ちがより楽になるのではないかと考えました。
アーリーリタイアを諦めて働く
資産がゼロになったら、何れにしてもリタイアは諦めて、年金が受給される年まで働き続けると思います。その時の状況にもよると思いますが、70歳まで働かなくてはならないかもしれません。
資産ゼロになった場合、気持ちは落ち込んだままでしょうが、どうせ働くのであれば、嫌々ではなく少しでも自分が好きな分野で仕事を続けたいと思います。
今の会社にいて、自分が好きと思える仕事があれば良いのですが、無ければ今からでもスキルを上げて転職できるように準備しておいた方が良いでしょう。
今から伸ばしたいスキルは、簿記会計の知識ですが、これからどれだけモチベーションを維持して取り組めるか分かりませんし、別のスキルを伸ばすことに興味が出てくる可能性もあります。
また自分が60歳を過ぎても働ける(企業が働いて欲しいと思う)人材であるか、よく自分を振り返ってみる必要があります。今の会社でも70歳位で働いている人は、ある分野でNo.1の知識を持っている人が多いです。
他社に転職するか、今の会社で働き続けるにしても、少なくとも今の会社で特定分野でNo.1の知識や技能を持っている事が必要であり、またその能力が社外でも通用するレベルである事が必要と思います。
社内でも通用したとしても、他社で通用しない能力であれば、リストラされた時のリスク回避になりません。自分の能力が社外で通用するのか、よく見極める必要があるでしょう。
私の新たな取組みとして、転職サイトに登録して、自分の市場価値と求められる人材像を確かめようかと考えています。そのためには、自分の能力の棚卸と更なるスキルアップが必要ですが…。