先日、昔から付き合いのある知人に会いました。その方は私より9歳年上で、昔は一緒に飲みに行ったり、スポーツイベントに参加したりしていました。最近は殆ど付き合いが無かったのですが、今回は久々に会って小一時間ほど会話しました。

知人の話によると、今は体調を崩して会社を休職中であり、このまま退職するかもしれないとの事。メンタル系で休職と復帰を繰り返していたのは知っていたのですが、退職するほど悪いとは思ってもみませんでした。
現在彼は59歳なので、定年前ギリギリに辞めるのは勿体ない様な気もしますが、それでも退職するというのは相当体調が優れないのでしょう。
ただあと1年頑張ったとしても、更に体調を崩して入院生活になっては意味がありませんし、私自身も知人と同じ立場だったら、同様の選択をしたかもしれません。
最後に別れる前に知人から 「会社を辞めるのは良いんだけど、貯金(お金)が余り無いのが心配…。」と言われ、更に驚きました。
ちなみに知人は独身(結婚経験なし)であり、ギャンブルもせず、お酒も飲めないので、お金に困っている印象はなく、逆に 『相当貯めているだろう』と考えていましたが、実態は違うようです。
その知人と別れてから、しばらく経って知人の事を良く知る人から話を聞いた所、"会社を休職する度に色々な所に旅行に行っていたので、お金が無いのだろう"、と聞かされました。
確かに知人は旅行が好きで、よく一人で国内だけでなく、東南アジア中心に海外旅行をしていたのを聞いたことが有ります。
メンタル系で会社を休職する人の中には、会社に来ると具合が悪くなるが、旅行など自分が好きな事をする時は、全く問題ないという人がいます。
ストレスを抱えながら我慢して毎日出社している人からすると、「怠けている」と思われるかもしれませんが、独身で彼女も居ないのであれば、せめて好きな事をしたい…という気持は分かります。
ただメンタルで辛い状況は分かりますが、お金もないのにこのまま会社を辞めて大丈夫かな…と思います。年金が支給されるまで退職金で食い繋ぐ様ですが、退職金を食いつぶした場合、年金の前倒し受給が必要になるかもしれませんね…。
知人の退職で思うこと
知人と別れてから、「もし自分が生涯独身で、同じようにメンタル系で会社を休職していたらどうしていただろう…。」と考えました。
結論としては、「59歳まで待たず、50歳位のもっと早い段階で退職する。」と思います。知人とは違い、旅行に行くことも殆ど無く、資産もそれなりに築いていると思いますので、早期退職したとしてもお金に困ることはないでしょう。
また独身であれば家族の同意は不要で、自分の意志だけで退職を決めることができます。そう考えると、独身者の方がFIRE(アーリーリタイア)に対するハードルは格段に低いと言えます。
ただ『その人生は、幸福なのか?』というと、微妙な感じがします。もちろん、人と一緒に住むのが苦痛と感じる人も居ますので、各個人で価値観は異なります。
私の場合、学生時代は「一人の方が気楽でいいや。」と考えていましたが、現在結婚をして、家族が居る状況に満足しており、「独身の方が良かった…」と思う事は余りありません。
一方で子供が独立して、妻が先に他界した場合など何時かは独身生活を送ることになるかもしれません。
「独身男性は寿命が短い。」と聞いたことが有りますが、家族が居るから安心というのではなく、家族以外のコミュニティーも必要ではないか、と最近では思うようになりました。
「家族以外のコミュニティー」が地域活動になるのか、又は仕事を通したことになるのか分かりませんが、50歳になったのを機に少しずつ考えていこうか…と考えています。