サラリーマンは、仕事で環境の変化が無いのであれば、毎日単調な日々が続くものなのかもしれません。仕事での変化とは、部署の異動や転職した時くらいでしょう。
入社直後は、学生時代から環境が大きく変わりますので、仕事だけでなく生活にも慣れる必要があります。ただそれも入社数年間だけの事であり、仕事を覚えてしまうと、楽になるのではないでしょうか。
一方で仕事を覚えて余裕が出来ると、プライベートにも時間を割く事が出来ます。ブラック企業でない限りは、結婚や将来独立を考えた自己啓発をする、副業に挑戦したりするのかもしれません。
私自身、入社時の会社の状況は、今で言う正に “ブラック職場” でしたので、『会社というのは、思っていたより大変な所だな…。』とその当時は思っていました。職場の人間関係は悪くなかったのですが、労働時間が長く、残業も毎月150時間位(全てサービス残業)ありました。
当時、会社の同期も「(体力的に)定年まで勤め上げる自信がない。」という事で、アーリーリタイアを目指す人もいました。今は社会の変化で全くそのような事は無いのですが、逆に「昔に比べてこんなに楽で良いのかな…」と思う事もあります。
生活に変化が無くなると成長は無い
最近読んだ本に、「自己成長したいのであれば、自ら変化を起こすべきである。」の様な事が書かれていました。確かに入社10年目にもなると、部署が変わらないのであれば、仕事はマンネリ化し、意識しないと成長しなくなると思います。
人間は楽な方に気持ちや行動が向かいますので、仕事や生活に問題ないのであれば、自ら変化を起こそうとは思わないでしょう。いわゆる「コンフォートゾーン(心地の良い状態)」に入っているのでしょうが、そのままですと、一生成長はないのかもしれません。
また今回読んだ本には、「(自己啓発の為の)モチベーションを上げるには、自己啓発本を読み、実践すると良い。」と書かれていました。”自己啓発本”に書かれている事をそのまま実践する、というのは何だか馬鹿にされるような気もしますが、素直に書かれている事を試してみるというのが良いそうです。
ちなみに自己啓発本というのは、著者がそれまでに実践してきたことであり、成功者のマニュアル本と言えます。しかもベストセラーになっている本というのは、多くの人がその本を参考にして実行に移し、成功したとも言えます。
沢山の自己啓発本を読んで、全ての手法を試すのは効率的ではないのでしょうが、自分が「これだっ!」と思える本があれば、実践してみると良いと思います。私自身、偶に自己啓発本を読むのですが、自分が良いと思った本に出合った時は、実践に写し、またその本を何度も読み返す様にしています。
投資は変化が無い方が良いのだろう、と思う。
一方、投資の場合はどうでしょうか。自己啓発と投資は全く関係ないと思えますが、投資では日々の変動に一喜一憂して、取引頻度が増えてしまう傾向にあります。
毎日変化を求める、という考えが自己啓発を目的とするのであれば良いのでしょうが、投資の場合はシロウトが資産を減らさずに続けるというのであれば、『ETFをドルコスト平均法で購入する。』といった、単調な取引になると思います。
単調な投資では飽きてしまいますが、この手法を10年、20年と続けることで資産は大きく成長します。私自身、この手法が最も有効である事は分かっているのですが、偶に良い投資先があると、このルールを考えずに投資する事があります。
本来ならば 『投資は単調に。生活(自己啓発)には変化を。』が良いのかもしれません。