先日、三菱UFJ銀行から封筒が届き、5年債券の満期を迎えた事の連絡がありました。資産に占める国内債券の割合は20~30%でしたが、今回の償還でその割合が減る事になります。
三菱UFJ銀行の債権は、私が所持している債権の中でも格付けが最も低く、利回りは税引後で0.75%と最も低い物でした。
国内債券については、他にソフトバンク社債を持っていますが、税引き後の利回りは1..5~2.5%あります。ただし格付けは三菱UFJより低く、何れもトリプルB(BBB+)となっています。
今回の債権が償還を迎えた事で、資産に占める現金の割合が増えました。今はインフレ傾向になっているので、このまま現金を所持し続けるのは不利と思われます。
また利回り0.75%とはいっても、普通預金よりは利回りが高いので、インカムゲインが減少する事になります。
実を言うと今回の債権が満期を迎える前に、担当者から新たに販売される三菱UFJ銀行の債権を紹介されていました。
紹介された債券の利回り、格付けは似たような感じでしたので、余り興味がわかず、断ってしまいました。正直「申し込めば良かったかな…。」とも思いましたが。
景気は悪化、もしくは底打ち?
いつもですが、より良い投資先を探すのは非常に難しいです。コロナショック後の様な大きな暴落があれば良いのですが、今は市場のボラティリティーは低く、一度に大金をつぎ込むのは躊躇します。
年が明けて大分円高方向に進んでいますが、一時の様な1ドル=110円位には戻っておらず、ドル建て資産への大きな投資は、今の所様子見といった感じです。
現在検討しているのは、国内個別株への投資です。財務体質が良く、安定的な利益を出している企業を探して、100万円単位で購入を進めています。
過去に何度か紹介していますが、私の会社はメーカーであり、製品を製造して顧客に販売しています。
私が勤めているのは国内の生産拠点ですが、海外にも生産拠点を持っており、国内外の販売状況(市場及び景気の動向)が入ってきます。
ちなみに2022年の第1,2四半期(4~9月)は販売状況は悪くなかったのですが、第3四半期になって急激に悪化しています。悪化の要因は、主には中国(コロナ)とアメリカ(インフレ)です。
殆どの製品で販売数量の減少、販売価格の低下を示しており、製品在庫が急激に増加したことから減産運転を余儀なくされている生産拠点もあります。
この状況が続けば、2023年は景気の悪化と株式市場の下落が起きると思います。ただ一部の製品で1月で底打ちした、という話も聞かれますので、場合によっては景気悪化は一時的なものかもしれません。
2024年には、ソフトバンク社債の一部が満期を迎えます。この満期で全ての社債が償還を迎える訳ではありませんが、1,000万円以上の余剰資金が抱える事になります。よってできれば今から現金の比率を下げていきたい所です。
今でも毎月決まった金額の米国株のETFを購入していますが、それでもこの余剰資金を全て使うことはできません。
ソフトバンク社債に代わる債権があれば良いのですが、(格付けが低くリスクが高い事もありますが)ソフトバンク社債ほど利回りが高い商品が無く、投資には至っていません。
まだ償還まで1年以上あるので、株式市場の下落を待つか、よい債券の発売をじっくり待ちたいと思います。