先日、ロバートキヨサキ氏の「金持ち父さんの投資ガイド 入門編」を図書館から借りて読みました。この本は、過去に何度か借りて読んでいたのですが、内容をイマイチ理解していなかったので、何度か読み返しています。
私の場合、「これは参考になる!」と思える本に出合った時には時間を空けて何回か読むようにしています。特に自己啓発、投資に関する良本は、一回では作者の意図がつかめず、三回目位でようやく内容を正確に理解し、実践に移せるようになると思います(私の理解力が無いだけかもしれませんが…)。
投資プランと安心できるプラン
今回改めて読み返した「金持ち父さんの投資ガイド 入門編」ですが、『投資に関しては、プランが大切である。』と書かれています。以前は何となく、「それはそうだろう。」と自らを納得させていましたが、今回は「著者が言ってる "プラン" とは何か?」を理解する為に、より深く読み込んでみました。
投資によって経済的自由を得てお金に困らない生活に到達するには、
①安心できるプラン
②快適を感じられるプラン
③お金持ちになるプラン
の3つプランがあります。③のお金持ちになるプランは、「興したビジネスを通してお金持ちになる。」という事なので、私にとってハードルが高いな…と感じました。今回は①と②について、どちらのプランを目指すべきなのか、考えてみました。
例えば会社に入社後、毎月の給料を貯蓄し、S&P500等に毎月定額投資を続ければ、60歳の定年時には大きな資産になっています。給料にも依るかもしれませんが、節約に励んで30年も貯蓄と投資を続ければ、1億円の資産形成も可能と思います。
この際、株価上昇によって得られるキャピタルゲインもありますが、金融資産1億円で税引き後利回りが2%を確保できれば、年間200万円の不労所得を得る事が出来ます。
もちろん、S&P500に拘る必要はありませんし、VTやVTI、債券や不動産のETFを組み合わせてリスク分散する事は可能と思います。投資にノーリスクはありませんので、資産が減少する可能性はありますが、より良い投資先を選べば、リスクを下げる事は可能と思います。
30年以上という長い時間はかかりますが、①の安心できるプランは、キチンと計画を立てれば、達成可能なプランと思います。年間200万円の収入があり、金融資産1億円もあれ安心は買えるのではないでしょうか。
快適を感じられるプランとは
「安心できるプラン=リスクを取らない=得られるリターンは少ない」という見方もできます。資産1億円を達成したとは言っても、年間200万円の収入では、最低限の生活は出来ても生活の質を上げるのは難しいかもしれません。
よって、生活の質を上げるのであれば、次に目指すのは②快適を感じられるプランとなります。ちなみ本の中では、快適を感じられるプラントは、①の安心できるプランより少し攻撃的なプランとしている様です。
快適なリタイア生活を過ごしたいのであれば、不労所得をもっと増やす必要があると思います。もちろん、1億円とはいわず、より多くの金融資産を形成してその分から取り崩す、という方法もあると思います。
ただ資産を取り崩すのは、資産額が幾ら大きくても気持ちの良いものではありませんし、出来れば資産から得られる不労所得で生活したいと考えてしまします。資産から得られる不労所得を大きくするには、資産額を増やすか、利回り(リターン)を大きくする必要があります。
「快適」と感じる生活水準は、各個人で異なるので幾らが正解か分かりませんが、私の場合年間400~500万円(税引き後)の不労所得が欲しいと考えています。サラリーマンの平均年収が400万円ですので、それより100万円は多い計算になります。
恐らくこの位あれば、働かなくても楽に暮らせますし、少し働いて年間100万円の勤労所得が得られれば、より快適な生活につなげる事が出来ると思います。