自分の趣味もあるのですが、昔から資産形成や経済に関する本を良く読んでいます。若い時は、節約術(お金を貯める方法)に関する本をよく読んでいましたが、今は投資に関する本がメインとなっています。
資産形成をする上でのベースとなるのは、「貯金」と思います。投資をするにも種銭は必要ですし、毎月の家計がでは、投資どころか安定的な生活が出来ないと思います。
以前読んだ資産形成に関する本に、
「生活コストは、収入に従って上がる。」
と書かれていました。私自身、少しはお金に余裕が出来ましたが、基本的なお金への向き合い方は、20歳位の貧乏学生時代と変わらない気がします。
子供がゲームソフトを欲しがるが…
先日、子供の友達が私の家に来て、子供と3時間ほどゲームをして遊んでいました。久々の集まりだったらしく、子供は結構楽しそうでした。
友達が帰って、子供から
「○○くんや△△くんは、ゲームソフトを沢山持っている。」
「うちは誕生日やクリスマスなどのイベントでしかソフトを買ってくれない。」
「(彼らは)テストで良い点を取った時とか、結構いろんな時に買ってもらえる。」
と言われました。どうやら私の子供が持ってるゲームソフトの数が他の子より少ないのを不満に思っているらしく。自分がいかに恵まれていないのか、と言われました。
私が小学生時代は、ファミコン(任天堂から発売されたファミリーコンピューター)世代であり、何処の家庭でもファミコンは有りました。
ただ私の家の方針なのか、家ではファミコンを買ってもらえず、人の家に行って遊ぶことしか出来ず、当時は何となく寂しい気持ちになったと記憶しています。
自分の子供に対しては、子供同士でコミュニケーション取れないと可哀そうなので、ゲーム(Nintendo Switch)は買ってあげましたが、ソフトは特別な時しか買い与えていませんでした。
子供に対しては、
「ゲームソフトを沢山買っても、全部は出来ない事。」
「人間の欲望には際限がなく、喜びが減って満足度が下がってしまう事。」
を話しました。それでも子供は何となく納得いっていない様でしたが…。
学生時代を思い出してみた
子供が友達と遊んでいる間、久々にゆっくり本を読む事が出来ました。「生活水準と満足度」について、今の自分の置かれている状況と学生時代の時を思い返してみました。
仕事や家庭の事に追われていると、中々自分を振り返る事が出来ません。特に仕事でプライベートの時間が無くなると満足度が下がり、「自分はなんて不幸なんだ!」と思うようになります。
大学は理系だった事も有り、学生時代は、「勉強、研究、アルバイト」で遊ぶ暇がありませんでした。親の都合もあるので仕方が無い事ですが、仕送りが少なかった事もあり、生活費を稼ぐためにアルバイトしていました。
朝~夕方は、学校の授業や勉強、研究を行い、家に帰宅して2時間ほど寝てコンビニの夜勤アルバイトをしていました、夜勤が終わると、また家に帰って2時間ほど仮眠をとり、また学校に戻る、といった生活でした。
テスト勉強や研究のレポート作成など、コンビニの仕事の合間にしていましたが、時間もお金もない当時の生活から考えると、今はかなり恵まれているな…と感じます。
就職活動は理系でまだマシだったとはいえ、就職氷河期だったので結構苦労しました。就職が決まった時に 「お金も時間もない生活からやっとオサラバ出来るな。」とホッとしたのを記憶しています。
ある意味この時の大変さがあるので、「あの時より今はだいぶマシで、恵まれているな。」と思えるのかもしれません。
仕事が忙しいと満足度が下がってしまいますが、最も苦しかった時の事を思い出すと、今の状況に満足できると思います。