来年で50歳になり、アーリーリタイアが見えてきましたが、会社員生活も20年以上経って会社に行く生活が当たり前になると、自分が会社を辞めるというイメージは、中々湧きません。
毎週月曜日が来ると、何時ものように出社し、平日は早朝から夜遅くまで仕事をして、週末にゆっくりする、というルーチンワークを繰り返しています。
人事異動に伴う部署異動が数年に1度はありますのでそれなりに変化はあるのですが、その度に新しい事を覚えるのに汲々としている(一時的に余裕が無くなる)感じです。
退職に対する心配事
転職や早期退職をした人の記事やYoutube動画を見る時がありますが、過去に数回転職した人の意見によると、最初に会社を辞めた時が一番心配したという意見が多かったです。
早期退職については、お金の問題(退職後の生活費が足りない)以外では、「早期退職して良かった。」とか、「もっと早く退職しておけば良かった。」という意見がありました。
退職後にやる事が無くて、再就職する人の意見は上がってこないのかもしれませんが、早期退職の選択については、皆さん概ね満足している様に感じました。
私も早期退職が見え始めましたが、サラリーマンを辞める事に対する不安が出てきました。お金に対する不安は無いのですが、
・賃貸住まいだが、無職で家を借りる事が出来るのか。
・家族以外の親族から理解は得られるのか。
・妻に全て任せていた家事は、今後どうしようか。
など考えています。特に住居については、子供の大学進学を機に今住んでいる街から離れようと考えていますので、引っ越し先を考える必要があります。
今は賃貸マンションに住んでいますが、定期収入があるサラリーマンであれば、問題なく貸してくれるでしょう。一方で無職でしかも60歳近くとなると、大家も貸したくないのではないか、と想像しまいます。
日本の人口は減少しており、家が余ってくると思いますので、高齢者でも借りる事は出来ると思いますが、定期収入があるサラリーマンにはかないません。
お金より時間が大事
私がアーリーリタイアしたい理由の1つに「自由な時間の確保」があります。サラリーマンは、毎日決まった時間に出社しなくてはならず、仕事の終わりも見えない事が多いと言えます。
最近ではテレワークも会社内では浸透しています。しかしテレワークは、自己完結できる部署や自己裁量が大きい仕事の人が可能な一方、私の様な現場系の部署は全くと言って良いほどテレワークは出来ません。
結局、毎日出社しなくてはならず、自分や家族との時間を取れない状態が続いています。社内でもテレワーク出来る人とできない人に分かれており、テレワーク出来ない人の不満は強いようです。
自分の時間を切り売りして、お金(給料)を得ている事になりますが、ある程度資産が貯まると、自分の中の価値観が『お金<時間』になります。
アーリーリタイアを計画している人は、「降格(減給)してよいので、定時出勤・定時退社出来るようにしてほしい。」と考えている人は多いのではないでしょうか。
私も、もし定時出勤・定時退社出来る状況であれば、もう少し長く働いても良いかな…と考えています。
今はまだ早期退職が適用される年齢に達しておらず、会社には言えませんが、早期退職できる年齢に達し、資産形成の目途が立ったら、「降格して良いので部署を異動させて欲しい、希望が通らないのであれば、退職を考えます。」と言ってみようかな…と今から考えています。