我家は、私と妻、小学生の子供が1人の3人で暮らしています。妻は専業主婦ですが、私は家事を全くしないので、妻に "働いて欲しい"、とは思わず、妻にもお願いした事はありません。
有難い事に給料はそれなりにもらっているので、生活が苦しいという事もありません。一方で年収が上がってはいますが、支払う税金や社会保険料も増えているので、裕福と感じた事も無いですね。
妻の友人(所謂 "ママ友")は、全員働いており、正社員比率も高いです。妻が働いていない事を言うと、結構奇異な目で見られる事もあるそうです。
世間からみられる専業主婦に対する目は厳しいのかもしれません。ただ妻は働くのが嫌い(=責任が伴うのが嫌)だそうで、今後も職に就く気は無いようです。
リタイアを反対する人って
先日、妻が子供を連れて実家に帰省しました。帰省とは言っても、妻の実家は車で1時間半の所なので、土日等少し休みがあれば、直ぐに行ける距離です。
実家から帰ってきた妻が義母から私がアーリーリタイアする事に反対している、と言われました。
義父、義母共に75歳を超えていますが、二人とも元気で今でも働いています。義父は技術者ですが、偶に友人から声をかけられ、友人の会社を手伝っているようです。やはり少子高齢化で技術者が不足しているらしく、長年の経験を持つ義父の様な存在は有難いようです。
義母の方は、スーパーで働いており、今でも週に2~3回は定期でお店に出ているみたいです。妻の実家はお金に困っている訳では無く、働く事で社会との繋がりや人とのコミュニケーションを取るのが目的なようです。
よって、私の様に50歳位で仕事を辞めてアーリーリタイアをする考えは、理解できないのでしょう。義母からは、「仕事を辞めて何をするの?年金支給だってまだ先だし、沢山もらえる訳では無いのよ。」と言われたそうです。
義父や義母に私の資産を見せた事は無いですし、投資の話もした事が無いので、退職金と預貯金で年金支給まで何とか持たせるようなイメージを持っているのかもしれません。
年金をあてにしていますか?
ブログやYoutubeでFIREに関する記事や動画を見る事がありますが、50歳以上でリタイアした人は、「年金支給の65歳まで如何に資産を維持できるか?」を考えている人が多いです。
30歳台や40歳前半でリタイアした人の中でも資産を1億以上貯めた人はその様な感じは受けませんが、50歳以上で資産が退職金がメインの人は、年金支給日が1つの目標となっているようです。
FIREの中でも『リーンFIRE(日々の生活費を最低限にして資産減少を抑える)』の様な感じと思います。中にはFIREしたが、想定以上に資産が目減りして、サイドFIREに移行する人も見受けられます。
ちなみに私のリタイア計画には、「年金による収入」は考慮されていません。つまり、『年金はもらえないもの』という前提で資産形成や不労所得形成を考えています。
日本の人口は減り続けていますし、今後も暫くは社会保障費は増えていくでしょう。
年々増加する社会保障費に対し、政府が出来る事と言えば、「増税かインフレ誘導」と考えています。
声高々に国の借金が増加している事を言って、増税を国民に強いて来るでしょうし、インフレになれば、名目上は税収も増えて、国の借金も減るでしょう。
もらえる年金額も額面上は増えるかもしれませんが、インフレと増税で相対的に減少すると思います。もしかすると額面上も減らせれて、『①インフレ、②増税、③支給額減』のトリプルパンチとなるかもしれません…。
そう考えると、「年金はもらえたらラッキー」位にしか考えて、国をあてにせず、資産形成に励んだ方が良いのかな、と考えています。