FIER、いわゆるアーリーリタイアまで残り1年になりました。ただ過去の記事で書いたことがありますが、1年後にリタイアするかはまだ決まっていません。
リタイアするタイミングは、「会社の早期退職制度が適用される年齢」を目標としており、それが満50歳の時になります。
私も今年の誕生日で49歳になるので、50歳になったと同時にリタイアするのであれば、残り1年という事になります。
ただ50歳とは、「何時でもリタイア出来る権利」を得たという意味であり、50歳になったとしても、直ぐにリタイアする事は考えていません。
リタイア後の生活費確保
リタイアで初めに考えなくてはならないのは、「生活費の確保」でしょう。生活費を配当所得などの不労所得で全てカバーできるのであれば、心配はないと思いますが、相当資産を貯めなくてはなりません。
現実的には、年金が支給されるまで資産を少しずつ取り崩しながら、不労所得と合わせて生活費を賄うのでしょうか。ただ50歳でリタイアした場合、老後の期間が長すぎて、減少していく資産を見ていくのは、正直心が落ち着かないと思います。
働く事が選択肢に無いのであれば、「生活費を抑える事」しか無いと思います。アーリーリタイアを目指して生活費を抑えて資産を築いてきた人にとっては、それほど難しい事ではないのかもしれませんね。
そこそこ田舎で家族構成が夫婦二人だけならば、家賃を除けば月20万円以下に抑える事も不可能ではないと思います。実際に45歳でリタイアした人で、夫婦二人暮らしで年200万円で生活している人もいます。
更に一人暮らしならば、より生活費は低く抑える事が出来ます。家族がいると、どうしても譲れない部分があると思いますし、一度上げた生活費を下げるのは至難の業と思います。
一人暮らしならば、自分が我慢すれば良いですし、将来の計画も立てやすいと思います。私ももし一人ならば、家賃を入れても月10万円で暮らしていけると思います。
地方であれば、月2~3万円のアパートは幾らでもありますし、田舎でも街中に住めば車を使わなくても生活出来ます。
一度上げた生活水準。再び落とすのは難しい
一方で家族持ちの場合、家族、特に配偶者の意見が重要になります。家族が増える事で食費は増えますし、住居も1Kや1DKという訳にはいかない為、どうしても生活費は高くなってしまいます。
我家も今住んでいるのは3LDKの賃貸マンションですが、将来引越しを考えても3DK以上の間取りが前提条件になります。
新婚当初は、2DKの社宅(築40年以上)に住んでいましたが、今では「(あんなに古くて不便な社宅には)とても住めない。」と妻は言います。
妻にはアーリーリタイアする事を10年以上前から言っており、今更リタイアしないで欲しいとは言わないと思いますが、「極端に生活水準を落とする事」は許容できないでしょう。
ちなみに我家は資産管理は私が行い、妻に毎月決まった生活費を渡して、そこから「食品、日用品、車のガソリン代」を賄うシステムになっています。生活費以外の住居費、教育費、臨時的に発生する費用は、全て私が支払っています。
生活費が不足したらその都度話し合って増やす事にしていますが、この5年位は生活費不足を言われた事はなく、何万円か余っているようなので、上手くやりくりしているのでしょう。
ただリタイア後、一人暮らしであれば生活費を落とすのでしょうが、恐らく妻に渡している生活費を減らす事は出来ないでしょう。
生活費を落とする位ならば、「もう少し働いて欲しい。」と言われるような気がします。生活費については、昔から少しずつ増やしてきていますが、一度上げた生活費を減らすのは、難しいような気がしますね…。