アーリーリタイアを目指す上で、最初に考えなくてはいけない事は、「お金=生活費の確保」でしょう。一方でアーリーリタイアの最終目標は、「資産から得られる不労所得で生活できる事」と思います。
ただ不労所得だけで生活できる状態、というのは結構ハードルが高いと感じます。例えば年間の生活費が400万円であれば、税引き後の利回りを2%とすると、2億円もの資産が必要になります。
FIREやリタイアの記事では、利回り4%を想定しているケースが多いですが、現金もある程度確保しつつ、税引後の利回り4%を維持するのは難しいような気がします。
2022年不労所得と過去推移
2022年の不労所得ですが、税引後で約150万円ほどになりました。半分以上が外貨建ての配当所得なので、この先円高に振れれば実質円換算での配当所得は減少する事になりますが…。
アーリーリタイアを強く意識するようになったのは、3年前の2020年1月からであり、2019年から不労所得がどの位増えているのかデータを取っています。ちなみに2019年より前の不労所得については、全く意識せずに全額再投資していました。
2019年の時は不労所得は60万円ほどしか無かったのですが、毎年株式やETF、債券などの購入を継続して、結果3年前の2.5倍になっています。
「金持ち父さん、貧乏父さん」の著者であるロバート・キヨサキ氏によると、「裕福度」という指数がるそうです。
これは不労所得でどの位生活費を賄うことが出来るかを示す指数だそうで、例えば年間の生活費が400万円で不労所得が40万円とすると、
40万円(不労所得) ÷ 400万円 = 0.1
となるそうです。これが1を超える、つまり不労所得が生活費を越えた時に、経済的自由を得る事になります。我家の場合、想定しているリタイア後の生活費は400万円ですので、裕福度は0.375(150÷400)になります。
まだまだ経済的自由には程遠いなぁ…と思いましたが、現状の生活費は300万円ですので、今の生活費の半分くらいは不労所得で賄えると考えると、気持ちが軽くなりました。
リタイア後の生活費を確保するには…
不労所得150万円で今直ぐリタイアした場合を考えましたが、資産を取り崩すか、セミリタイアとしてアルバイトなど少しの労働をして収入をする事になるのでしょう。
山奥に畑と一軒家を購入して、自給自足の生活をすれば限りなく生活費をゼロにする事は可能でしょうが、現実的には難しいと思います。
若いうちは良いのでしょうが、70-80歳まで山奥で自給自足をするのは現実的に厳しい様に感じます。年を取ると出来る事の幅が狭まってきますし、病院に行く頻度も上がるでしょう。
私の場合、現在地方の十数万人の街に住んでおり、徒歩で行ける範囲にスーパーは有りますし、少し歩けば総合病院もあるので、老後も今の街で生活しても困らないと思います。
一方で遠方に住む親の事も気にかかります。親の面倒を見る為、将来は親が住んでいる都会に移り住む事になると想定しています。
その場合、生活コストは今よりかかるでしょうし、想定している400万円の生活費では足りなくなる可能性もあると思います。
都会には地方より仕事が多いと思いますので、不労所得を得ながら無理のない範囲で働くセミリタイアの生活になるのではないか、と勝手に想像しています。