ロシアのウクライナ侵攻、中国のロックダウン、世界的な物流の停滞、半導体不足など、社会情勢は益々不透明さが増しています。
日本については、同じ様に不透明さは有りますが、コロナも少し収まりつつあり、ゴールデンウィークに入って、人の移動も多く数年ぶりのイベントを行うところも多いのをみると、少しは景気回復しているのかな、と思います。
一方で直近の市場では、アマゾンが保有する株式の評価損により赤字に転落したという事もあり、ニューヨーク市場が大場に下落しています。この下落が続くのか、再び反転するのかは、全く見えない所です。
4月30日になりましたので、月に1回報告している資産状況について紹介したいと思います。
2022年4月末 資産残高
まず、以下が前月(3月末)と4月末時点での資産残高と差になります。
<コメント>
・先月から更に円安が進み外貨建資産が増加。
・日本株も少し価格が戻り、プラス。
先月に引き続き今月も更に円安が進みました。アメリカ、ヨーロッパの中央銀行が金融引き締めに方針転換しているのですが、日銀の黒田総裁は金融緩和を止めようとせず、日本円がどんどん弱くなっています。
これも先月と同じですが、円換算では資産は増えているのですが、ドル換算にすると逆に減少している事が分かります。
・2月末 1,130,219ドル (113円/ドル)
・3月末 1,093,358ドル (122円/ドル)
・4月末 1,045,669ドル (129円/ドル)
上記のように、たった2ヵ月で16円もの円安が進んでおり、これによってドル換算の資産は2ヵ月前と比べて▲7.4%も減少してしまいました。
ただ私の場合、外貨建て資産やコモディティーの資産が半分を占めますので、ドル換算での資産減少は、この程度で済んでいるいるのでしょう。もし全額円建ての円預金のみの資産ならば、円安の影響はもっと大きく、▲14%の資産減少となっていたでしょう。
外貨定期預金への切替タイミング
円安対策として、外貨はある程度所持した方が良いと思いますが、私の場合外貨は投資用の資金と普通預金に分けています。普通預金については、ソニー銀行を利用しており、現在ドルとユーロを合わせて6百万円(円換算)の普通預金があります。
今までは外貨の金利も殆どゼロに近かった為、定期預金にはせずにそのまま放置していました。ただ金融引き締めにより定期預金の金利も上昇しており、普通預金から定期預金への変更をしようかと考えています。
現状、ソニー銀行ではアメリカドルの定期預金は2年で1.65%の金利が付きます。1年前は0.1%未満の金利でしたので、FRBの金融緩和縮小と金利引き上げ効果が如実に表れています。
今直ぐ普通預金を定期に切り替えても良いのですが、これから金利は更に上がる可能性がありますのでもう少し待とうかと考えています。ただ余り待ちすぎても景気悪化で再び金利が低下した場合、後で後悔する事になりそうです。
前回ユーロの定期預金をしようとタイミングを計っていました。その頃は定期預金で1~2%の金利がついていたのですが、「もっと金利は上がるはず…。」と考えていた結果、コロナによる景気悪化対策の金融緩和でほぼ金利ゼロの状態になってしまいました。
今回は前回の教訓を生かして、中央銀行の動向を見ながら、定期預金への切替を決めたいと思います。