今回は、家の不要物整理で、使わなくなった自転車を処分した時の「自転車防犯登録の手続き」について、紹介したいと思います。
自転車防犯登録について
背景
先日長年家に放置していた自転車を処分することが出来ました。スポーツタイプ(クロスバイク)の自転車であり、数年前に6万円で購入しました。
屋外の自転車置場に駐輪すると錆びてしまうので、仕方なく家に置いていましたが、大きなスペースを占有していたので、邪魔になっていました。
都会ならば売却できるお店が多く、直ぐに処分できるのでしょうが、田舎ではそのような店は少なく、長年放置していました。
最後は廃棄処分しかないかな…と諦めていた所、知り合いが丁度自転車を探していると聞いたので相談してみました。
どうやらママチャリ購入を考えていたようですが、状況を説明して実際に自転車を見せた所、快く引き取りをしてくれました。
手続きの必要性
自転車を登録する場合、防犯登録の変更手続きが必要になります。例えば、譲渡した後に自転車が犯罪などに悪用された場合、防犯登録変更していないと、元の持ち主に責任が及ぶ可能性があります。
今回譲渡する人は知り合いで悪用する事は考えられませんが、全く知らない人に譲渡する場合は、手続きした方が良いでしょう。
登録変更の方法
防犯登録変更について調べた所、以下の2つの方法があるようです。何れも近くの警察署で手続きを行います。
①登録抹消
・手続きに行くのは、元の持主(譲渡する人)だけで良い。
・自転車の防犯登録番号を携帯電話で撮影する。自転車持込でもOK。
・身分証明書を持参。
②名義変更
・手続きに行くのは、元の持主と新しい持主。元の持主だけならば、委任状が必要。
・あとは「登録抹消」と同じ。
防犯登録の期限は8年間となっており、②の名義変更をしても自転車が古くて、期限の残存年数が少なくなってしまいます。8年以上前に購入した自転車ならば、期限が切れていることになります。
警察も購入後数年経過した残存年数が少なくなる事と、手続きが容易な①の登録抹消を勧めているそうで、今回も登録抹消を私の方で行いました。
ちなみに防犯登録期限の8年が過ぎたらどうなるのか、警察に聞いてみましたが、「担当者ではないので、良く分からない」と回答されました。この点は、自転車屋の方が詳しいのかもしれません。
再登録手続き
再登録については、新しい持主にお任せしました。また防犯登録について、警察から頂いた追加情報は、以下の通りです。
・譲渡された自転車の防犯登録は、警察ではできない。基本的に自転車屋。
・県によっては、警察で防犯登録出来る所もある。
・購入した自転車屋で事情を話せば、再登録はしてくれるはず、との事。
・事前に自転車屋に電話して再登録可能か、確認しておくとベター。
その後の話では、譲渡された自転車の防犯登録を自転車屋で行う場合、「譲渡証明書」が必要と聞きました。
様式は問わないそうですが、Googleで「自転車譲渡証明書」で検索すると、pdfファイルの良い様式が見つかります。
http://bouhankun.com/wp-content/uploads/2018/07/joutoshoumeisho2.pdf
この自転車譲渡証明書の「譲渡人」の項目に必要事項を記載し、自転車を譲渡した方に渡して、こちら側の手続きは完了になります。
自転車屋での防犯再登録については、数百円の費用がかかるようですが、譲渡した方にお願いしました。