このブログは、私がアーリーリタイアをする目的で書き綴ったものですが、では「何時リタイアするのか?」というと、未だ定まっていないのが実情です。
今年で50歳になり、早期退職制度の適用年齢になるので、それなりにリタイアは意識するようになりましたが、まだ最終的な決断はできない所です。
あるシニア社員の退職
今の部署に異動して1年以上経過しました。以前の部署では、部下が100人以上居ましたが、現部署では30人くらいしかいませんので、少し気が楽です。
年齢層はやや高めで、40~50歳台が多く、中には65歳を超えて働いている人も居ます。65歳以上で働いている人は、ある分野のスペシャリストで当然会社からお願いして残って頂いている方ばかりです。
今の会社制度ですと、65歳までしか雇用はできませんので、65歳を超えた方については、一旦人材派遣会社に登録して頂き、派遣してもらう事になります。よって「派遣社員」という形で、1年毎の更新になります。
会社としては、優秀な彼らにはずっと働いて頂きたいのですが、後任の育成もあり、また会社もずっと責任のある仕事をさせる訳には行きませんので、いずれ契約停止を迎えることになります。
そんな感じで、先日部署内で最高齢になる72歳の方の契約を更新しない事になりました。この方には、1年前から次年度の更新契約は無い事を伝えていたので、特に揉めることもなく、淡々と手続きをしてきました。
ただその方も今まで週に5日、毎日8時間働いてきましたので、生活も一変すると考え、契約満了の2ヶ月前に面談をして、契約終了のお話をしました。
ご本人は納得した様子でその時は済んだのですが、後日私に「契約満了は分かっていたけど、どこか働く場所は無いだろうか?」という相談がありました。
72歳の高齢という事もあり、当然退職後は悠々自適で家でゆっくりされるものと想像していたのですが、ご本人はまだまだ働きたい意志が強いようです。
その後、人材派遣会社とも相談し、地域のコミュニティーセンターで週に2日、4時間ほど働く事になりました。これでも十分かと思いましたが、ご本人はこの職場以外でかけもちで働く場所を探すそうです。
仕事が嫌でリタイアする訳ではない?
この方を見て、正直 「まだ働くの?」 と思いました。私であれば、喜んで働くのを止めて、退職後の悠々自適な生活を楽しむと思いますが…。
一方で、私がアーリーリタイアしたい理由は、「今の仕事が嫌だから辞めたい。」というのであって、働くのが嫌いだから辞めたい、というのでは無い様な気がします。
今の仕事については、給料はかなり良いのですが、拘束時間が長く、重い責任も伴います。正にお金で自由を束縛されている状態と言えます。
一方で、責任が軽く、時間も拘束されない(ある程度自由が利く程度で良い)仕事であれば、働いても良いかな…と思います。
学生時代を振り返ってみると、興味本位で色々なアルバイトをしました。家庭教師、コンビニ、パチンコ屋、建設現場、交通誘導、食品加工工場など。
いずれのアルバイトも面白く、それなりに楽しんでやっていたと記憶しています。また学生時代はお金もなかったので、アルバイト代は貴重な収入源でした。
大学は理系でしたので、実験やレポート提出など大変で、周りではアルバイトをする人は少なく、やっても家庭教師位だったと思います。
よって、友人たちは私が色々なアルバイトをしているのを見て、「なんでそんなバイトしているの?」と言われることもありました。
そう考えると、リタイア後は今の仕事は辞めても、他に仕事はする可能性が高そうです。学生時代の事を思い返して、何が一番面白い仕事かな…と考えている所です。