先日、「フォークリフト運転技能講習」を受講してきました。会社では使う機会はなく、趣味かリタイア後の再就職を考えた資格になります。会社で取得を推奨されている資格であれば、受講料は会社から支給されるのですが、今回は完全に自費による受講になりました。
ちなみに今回受講したフォークリフト技能講習の受講料は、33,500円になります。学科、実技が4日間あるとはいえ、結構高い費用と思います。恐らく会社では自費で受講する人はいないでしょう。
一般教育訓練給付金とは
一般教育給付金は、「働く人の主体的な能力開発を支援し、雇用の安定と再就職の促進を図る事」という目的の下、厚生労働省から支給される支援金になります。
↓一般教育訓練の教育訓練給付金申請
https://www.mhlw.go.jp/content/000588319.pdf
「雇用の安定と再就職の促進を図る」とありますので、一見すると失業者しか受け取れない給付金と思うかもしれませんが、現在勤めている人でも申請すれば受給できます。
ちなみに給付金の決まりとして、以下の様な事があります。
・受講から1ヵ月以内の申請が必要
・受講料の20%が給付される
・上限10万円(10万円を超える場合は10万円が上限)
・下限は、4,000円(20,000円以下の受講料は給付金受給は不可能)
通常、勤めている人は会社経由(会社から支払いがされる)で講習会など受講されると思います。会社から支払いをされている場合、自分の持ち出し(支払い)は無いので、給付金を申請して受給を受けると、『不正受給』になってしましますので、注意が必要です。
あと給付金を受給できるのには、雇用保険に入っていた期間もあるようなので、雇用保険に入っていない期間が長い方は、一度確認した方が良いと思います。
申請手続き
申請手続きは、所轄のハローワークで行っています。事前に必要な書類について、電話で確認すると良いかもしれません。ちなみに、一般教育訓練給付金を申請する場合、以下の資料などが必要になりました。
①教育訓練給付金申請書
②教育訓練修了証明書
③領収書
④マイナンバーカード
⑤キャッシュカード
⑥印鑑
①~③については、講習会を受講した先で発行してくれます。講習会の初日に受付等で「一般教育訓練給付金」の申請をしたい旨を申し出れば、講習会終了時に①~③の資料は準備してくると思います。私の場合は、講習会受講前に電話でお願いしておきました。
②や③については、もらった書類をそのままハローワークへ持っていけばよいのですが、①の「教育訓練給付金申請書」については、必要事項を記入する必要があります。ハローワークに行く前に記入しても良いのですが、書き損じがあるとマズいと思いましたので、私は白紙の状態で持参し、ハローワークの方に聞きながら記入しました。
④のマイナンバーカードですが、マイナンバーカードを持っていない人は、運転免許証や住民票でもOKな様です。私はマイナンバーカードがあったので、これだけで「本人・住居場所確認」や「身元(実在)確認書類」が出来たのですが、持っていない場合は、運転免許証や住民票が必要になるかもしれません。もしかすると、運転免許証だけでも問題ないかもしれませんが、お住まいのハローワークに確認する事をお勧めします。
⑤については、給付金の振込先の金融機関のキャッシュカードになります。振込先の銀行名や支店、口座番号が分かればキャッシュカードは必要ない様に思うかもしれませんが、申請書に記入した振込先の情報が間違っていないか、ハローワークの方が確認するので、持参が必要になります。
⑥については、教育訓練給付金申請に捺印欄があり、事前に家で捺印を済ませていれば、持参の必要はありません。ただし、申請書の書き間違いなどを考えると、持って行った方がよいと思います。私の場合、ハローワークで申請書の記入と捺印をしましたので、印鑑は必要でした。
申請はしたので、あとは口座に振り込まれるのを待つばかりです。ハローワークの方も資料に問題ないとの判断でしたので、無事に給付金を受給できると思います。