サラリーマンにとって、仕事へのモチベーションは何でしょうか?「出世」を上げる人は多いでしょうが、私は確実に「お金」です。私の会社でもそれなりに皆さん出世欲があるらしく、昇進があると喜ぶ人が多いです。
出世すると給料が上がりますが、多くの人が収入が増えると支出も増えますので、「生活が楽になった」と感じないのかもしれません。
私の場合、確かに独身時代より支出は増えましたが、主には子供の教育費や週末の外食の頻度が増えた位と思います。
週末の外食とは言っても、家族全員で2,000円位で済みますので、それほど大金を使っているという意識は無いです。
ただ家で自炊をすれば家族3人でも数百円しかかからないと思いますので、世間からすると「贅沢をしているなぁ。」と思われるかもしれません。
なぜか昇進しました
先日、突然上司からメールがあり、私が昇進した事を告げられました。他の会社ではどうなのか分かりませんが、私の会社では昇進のメールも口頭ではなく、メールで来ます。
以前の記事にも記載した事がありますが、私自身出世欲は全くなく、寧ろ窓際(まどぎわ)でも良いので、残業が無い部門に行きたいと希望していました。
資産もある程度貯まっていますし、今会社をクビになっても路頭に迷うことは無いでしょう。よって今はお金より時間を大事にしたい気持ちが強いです。
今回の昇進も急な話であり、前回の昇進から1年半しか経っていないので、イマイチ腑に落ちませんでした。
社内では課長級としては、最も大きな部署の部署長なので、認めて頂いているのは理解できますが、「少し早すぎないか?」と感じます。
私の希望(出世したくない)は以前から主張しているので、会社幹部は知っているにですが、会社が考えている人事戦略は私の考えとは真逆なのかもしれません…。
給料増加は、辞めさせない戦略なのか?
今回、昇進した事で給料が上がるのですが、それとは別に人事部から全従業員の給料を数万円ずつ増やすという通達がありました。
確かにインフレで物の値段が上がっているので助かる人も多いのでしょうが、こちらも急な通達だったので、社内でも話題になりました。
今回の給料増加については、インフレだけでなく、人材の囲い込みの意味もあるのでしょう。新卒採用状況を聞いても、中々良い人が集まらないそうですし、20歳台や30歳台の転職者もちらほら聞きます。
会社の体質は昔とは大きく変わり、ブラックでは無い(一部の部署を除いてですが)と思いますので、新卒で採用した社員が数年間でほぼいなくなるような事は無いです。
ただ我々氷河期世代から比べると、若手の方々の転職へのハードルははるかに低いと感じます。確かに同じ会社にずっといるより、転職して別の会社に行った方が視野が広がるのかもしれません。
給料増加はうれしいが…
今回、昇進した事と人事の給料体系見直しにより、年収がかなり増えそうです。昇進には興味はありませんが、給料増加により目標資産額への達成がより早くなります。
一方で会社からは、「これだけ払っているのだから、もっと馬車馬のように働いてね。」と言われている様に感じます。
そのような事は言ってませんが、上司からは遠回しに「もっと仕事に精進してください。」とは言われました。まあ「もっと仕事をしろ!」という事でしょうが…。
正直今の部署を離れ、部下無管理職となり、1プレーヤーとして仕事をするのを思い描いていたのですが、今回の昇進でより難しくなりました。
あと今回の昇進によるアーリーリタイアへの気持ちの変化がどうなるか、正直分かりません。
いざアーリーリタイアしようと考えた場合、高い給料を失うのが惜しくなって、リタイアするのを思い留まるのではないか、と想像してしまいます。
当然、リタイア後に再就職しようと考えても、今の給料の半分どころか1/3ももらえないでしょう。
その場合、アーリーリタイアしたい理由は、あくまでも「自由な時間の確保」であり、資産が不足して再び働かなくてはならない状況は避けなければなりません。
リタイア後に、お金(給料)目的で再就職を考えても、「ああ…やっぱり会社を辞めるんじゃなかった。」と後悔しかないと思いますので。