図書館で、「お金持ちになる方法」や「自己啓発」に関する本を借りてよく読んでいます。先日読んだ本には、人生の成功の証として、「経済的自由を獲得する事」を上げていました。
確かに仕事(給料)に縛られずに生活が出来る、お金を気にせず買い物や食事が出来る、というのは人生で成功したと言えると思います。
「経済的自由を獲得する事」というのは、働かなくても生活が出来る、即ち不労所得が生活費を上回る状態にあるという事であり、アーリーリタイアを目指す人にとって、最終目標と言えるのでしょう。
お金を貯めて、リタイア後は貯蓄を取り崩して生活していくのでもリタイアは可能と思いますが、減少する資産を目の当たりにすると、「何時か貯蓄が無くなるかもしれない。」という不安は残ってしまいます。
私自身、ある程度の資産は築いたので今でもリタイアは可能なのですが、FIREの最終的な目標である、「経済的自由を獲得する事」まで到達したいと考えています。
意外だった昨年の業務評価
既に異動から1年以上経ちますが、現在100人以上の部員を抱える部署長になっています。自分自身意識していないのですが、過去の部署長のその後の状況をみると、今の職位はそれなりに出世コースに乗っていると言えるのかもしれません。
将来、アーリーリタイアを考えているので元々出世欲は無く、むしろ技術者として自分が好きな仕事が出来れば良いと考えていました。過去の上司にもは部下がいない1プレーヤーとして仕事をしたいと言い続けていました。
先日上司から昨年の業務評価のフィードバックをもらったのですが、予想に反して高い評価がつけられていました。多くの会社でも同じでしょうが、仕事の評価は『業績評価+能力評価』で決まります。
業績評価は、事業環境による影響が大きいため、個人で出来る事には限界があります。一方で能力評価は各個人のパフォーマンスによって決められるため、努力次第で上げる事が可能です。
業績評価については普通の評価でしたが、能力評価についてはなぜかA評価がつけられていました。
私の会社での管理職の評価は、A~Eの5段階評価ですが、どんなに頑張ってもB評価、通常はC評価になります。一方で偶にパフォーマンスが悪くてD評価が付く場合もありますが、最低のE評価は病欠など無い限り、殆ど付く事は殆どありません。
A~Eの5段階とは言っても、B,C,Dの3段階で収まり、殆どの人がC評価になります。よってなぜ私がA評価だったのか、理解できませんでした。
高い評価を付けてもらって上司に文句を言う訳にも行きませんが、このまま良い評価をもらっても将来アーリーリタイアを目指している身としては微妙な気持ちです。
精神的な安定と積極的な発言や行動
「経済的自由の獲得」はまだ先ですが、リタイアに必要な資産が貯まった事で「何時でも辞める事が出来る状態になった。」というのは精神的な安定につながったと思います。
今失職しても恐らく死ぬまで生活に困る事は無いと思いますし、アルバイトなどして少しでも収入を得る事が出来れば、今の資産額を維持したまま65や70歳を迎える事が出来そうです。
よって「家のローンを抱えて貯金が殆ど無く、会社の給料だけで生活している人」からすると、会社に対する気持ちの依存度はかなり低いと言えるかもしれません。
「嫌ならば、何時でも辞めたら良い。」と思うと、積極的な発言や行動もし易くなります。ただ自由な発言はできたとしても、仕事をする以上責任ある行動はするべきと思いますし、人と上手くやっていくことはリタイア後地域の人と仲良くしていくには必要なスキルと思います。
どの点が高い評価につながったのか分かりませんが、もしかすると「何時でもやめる事が出来る」という精神的な安定が仕事への取り組み方に良い影響を与えているのかもしれません。