過去の投資経歴やアーリーリタイヤに対する考え方について書きましたが、今回は最近毎日ニュースになっているコロナショックについて、思うことを書いてみます。
1.コロナショックによる投資への影響
周知のように今回のコロナショックで、3月22日現在日経平均株価は最高値24,000円辺りから16,000円付近まで下落しました。ダウも29,000ドル以上つけていたのが、今では19,000ドルも怪しくなっています。
それぞれ、30%以上も下落しており、個別株になると半額以下になった銘柄も見受けられます。どの位下がるかわからない状況で、この様な状況で買いを入れるのは、正に「落ちてくるナイフをつかむ」感じです。
私は長期投資をメインで考えているため、大きなマイナスはないのですが、個別では購入時より価格が低くなっているものもあります。どのくらいマイナスになっているかは、月に1回 月末に行っている資産見直しで恐々(こわごわ)確認する予定です。
2.各国の財政出動について
景気が急激に悪くなったということで各国が財政出動を行っています。日銀のようにETF及び国債の買い増し、アメリカのように金利引き下げや企業や個人への金融支援など色々対応している国もあります。
これにより株は少し持ち直していますが、「焼け石に水」のような気もし、株価が急反発するとは思えません。一方、このような大きな財政支出を行うた度に、思うことがあります。
財政支出を行う=借金をふやす、即ちお金を沢山刷ると意味ととらえています。ドル、ユーロ、円などのお金はどんどん刷ることで増やすことができます。勝手に増やせるということは、「お金の価値が低下する」という事につながります。
日本は長い間デフレで気づかないですが、ニューヨーク、パリやロンドンに行くと昼食に軽く食べても、1人で2,000円かかる場合があり、物価の高さを思い知らされます。10年前ですが、パリでココアが1杯 1,000円近くしたのに驚愕した思いがあります。
日本でも長年のデフレから脱却しつつあり、食料品や洗剤など値段が変わらないのに、中身の容量が少なくなっており、インフレが進んでいるな…と感じます。
日本国民は、「貯金大好き」で資産のメインを現預金で持っている事が多いのですが、インフレになると大きく資産が目減りする恐れがあります。
その状況下で、やはりデフレに強い現預金だけでなく、株や不動産などインフレに強い資産も投資に入れ込むことが大事と感じます。