もう少しでお盆休みですが、仕事は相変わらず忙しく、投資に割く時間が確保できていないのが実情です。
数年前から仕事が忙しくなった時の事を想定して、米国株式のETFを中心に毎月定額で自動買い付けする様にしています。
ETFならば評価がゼロになる可能性は殆どありませんし、定期定額で買い付ける事でリスクも下げる事ができると思います。
金融資産が増えると見える世界が変わる?
アーリーリタイアされた方のブログやYou tubeを拝見する事がありますが、金融資産の大きさは各々全く異なります。地方で1人暮らしで将来結婚する気がないのであれば、数千万円もあれば十分なのでしょう。
実際、30歳位で資産2,000万円でリタイアされた方のブログを偶に拝見していますが、家賃が非常に安く、生活コストも少ないので快適な生活を送っているようです。
一方で東京住まいで家族持ちですと、1億円あっても心もとないような気がします。もちろん東京でも子供が独立して持ち家もあり、70歳位の方であれば1億円もあれば十分でしょうが。
You tubeでは、よく『○○万円貯まったら見える世界が変わる』といった動画を上げている人が多いです。
よくあるのが1,000万円で、それ以外では2,000万円、3,000万円、5,000万円といった金額を目にします。私の感覚だけですが、1億円という動画を上げている人は少ないような気がします…。
もしかすると1億円というのは、株などで一発当てないと難しい金額なのかもしれません。1,000万円であれば、共働きであれば10年以内で到達できる金額なのでしょうね。
資産の金額より資産の中身(ポートフォリオ)
私の場合、資産額は1億円超えましたが、1,000万円や2,000万円、5,000万円を超えた時は特に何も感じなかったと思います。
1,000万円については、今の会社に入社して4年位で達成しました。丁度リーマンショック前の好景気で購入した株が全て値上りし、あっという間に1,000万円を超えたのを記憶しています。
『見える世界が変わる』ほどでは無かったですが、唯一1億円を超えた時だけは、少し感慨深い気持ちになりました。
貯蓄や投資を始めて15年位で1億円を達成したのですが、長い時間をかけた達成感と「富裕層」になったという自己満足が得られました。まあ、それだけですが…。
それでは、金融資産が大きくなったからと言って、安心感が増したかというと、余りそのような気持ちにはなりません。
資産が大きくなっても、「ハイパーインフレになったらどうしよう。」、「株式市場が大暴落したらどうしよう。」といった悩みは尽きないものです。
ただ最近は、上記の様な悩みは減ってきました。理由は投資先を増やし、リスクヘッジをする事で資産がゼロになる可能性がほぼ無くなった為です。
ちなみに現在の資産の振り分け先(ポートフォリオ)として
・預貯金(日本円)
・外貨預金(ドル、ユーロ)
・国内債券
・外国債券
・国内株式
・外国株式
・金、銀、不動産(不動産はリート)
があります。
もし資産の中身が預貯金100%であれば、ハイパーインフレになった時どうしようもありません。また現在日本もインフレが進んでいますので、気が付かないうちに日本円の資産評価は下がっているといえます。
上記ポートフォリオの中で、取得後に特に気持ちの変化が大きかったのは、「金、銀、不動産」への投資です。
「金、銀、不動産」は、お金の価値が無くなっても評価がゼロになる事は無く、インフレ対策になります。
ちなみに「金、銀」については現物で購入しており、インカムゲインは生まないのですが、金融資産の数%を持つことで、『戦争で日本が焼け野原になっても資産がゼロになる事は無い。』という安心感が生まれました。
預貯金、株式、債券だけに投資していた時は、インフレ、最悪スタグフレーションに対する恐怖感が有ったのですが、今はそれも気にならなくなりました。
今の心配事を挙げるとすれば、贈与や私が死んだ後の相続でしょうね…。そう考えると最後まで悩みは尽きないのかもしれません。