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投資リスクを考える:暴落ドミノとリーマンショックからの教訓

 私の趣味の1つに「読書」があります。読書とは言っても、本を購入したりKindleを利用する訳ではなく、定期的に図書館で本を借りて読むくらいです。

 

 図書館は誰でも利用できる公共機関であり、本からは様々な知識が得られるため、非常にありがたい存在といえます。

 

 私は過去に何度も引っ越ししていますですが、引っ越しをした最初の週末にはその街の図書館を訪れ、その図書館の蔵書や設備を確認し、必ず貸出カードを作る様にしています。

 

 先日、さわかみファンド創始者である澤上篤人さんが書かれた、『暴落ドミノ 今すぐ資産はこう守れ!』という本を読みました。

 

 この本によると、現在(著者が書かれた2023年秋ごろ)の株価はバブルであり、近々大暴落する、と書かれていました。対応としては、本当に価値があると思える会社以外の株式は全て手放した方が良く、現金化した方が良いと書かれていました。

 

 株式は過去40年上昇し続けており、今度の暴落は過去にない位酷いものだそうです。恐らく1929年に起きた世界恐慌をイメージしているように感じました。

 

 ちなみにこの本が上梓したのは2024年2月ですが、7月現在では株価暴落は見られません(昨日は急激な円高影響で大幅に下落しましたが)。著者の予想通りならば、2024年度中に大暴落が起きるのかもしれませんね。

 

リーマンショックは予測出来なかった

 1990年頃に起きたバブル崩壊、2000年頃のITバブル崩壊時は学生だったので、何となく覚えていますが、バブル崩壊前は、父親が購入していた週刊誌に和牛投資の記事があったのを記憶しています。

 

 社会人になってから、ITバブル崩壊後に投資を始め、リーマンショック、コロナショックを経験しました。コロナショックは、流石に予想できないと思いますが、リーマンショックは、「なぜ予測できなかったのか?」と今でも思います。

 

 リーマンショックが起きた時は、投資の9割を日本株に投資していた為、日々下落する株価にうんざりしていました。丁度仕事が忙しくなっていた時でしたので、株価を毎日見る余裕が無かったので、売却する気も失せていましたが…。

 

            

 

 結局、2~3年はそのまま放置し、売却も追加購入もせず、給料から得られる現金が預金口座に少しずつ貯まっていました。当時は資産の9割が日本株だった為、現金比率が低く、暴落した株の追加購入できなかったのが残念に思えます。

 

 当時の教訓としては、全力でリスク性の資産を購入するのではなく、常にある程度余剰資金を持っておくべきだったと思います。

 

恐れるべきは 暴落かインフレか

 澤上さんの予想(近々大暴落が起きる)は当たるかもしれませんし、外れるかもしれません。経済アナリストの中には、「市場はバブルだ。暴落する。」と毎年言っている人もいますが、その予言も言い続けていれば、いつかは当たるのでしょう。

 

 一方で最近の物価上昇をみると、現金の価値が低下しているのは明らかと思います。全ての資産を現金で持つ事は、日々自分の資産が目減りしていく事になりますので、資産を全て現金化するのは心理的には難しいですね。

 

 私も今年で49歳になり、早期退職が見えてきましたので、配当所得を増やす為に現金比率を下げて、リスク性資産の比率を上げようかと考えていました。

 

 ただ今回の澤上さんの著書とリーマンショックの時(資産の9割が日本株で現金が殆ど無かった事)を思い出して、少し考え直す事にしました。

 

 現在、資産に占める現金の割合は15%で、これを5%まで下げる事を考え、REITなど比較的高利回りの商品を購入する事を考えていましたが、少し様子を見たいと思います。ちなみにブログやYoutube で活躍されている投資家のたばぞうさんは、現金を100万円しか持っていないそうです。

 

 たばぞうさんの資産は私より多いと思いますので、100万円というと資産の0.2%位ではないでしょうか。流石にたばぞうさんよりは現金比率を下げるつもりはありませんが、追加投資しないのであれば、現金を減らすのもアリかもしれませんね。

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