多くのサラリーマンは、副業について一度は考えて見たことがあるのではないでしょうか。会社公認、または会社に内緒で副業をしている人も多いと思います。
私の会社は基本的に副業禁止です。以前、私の部下が会社に内緒で飲み屋でアルバイトしていた様でしたが、問題が明るみになり、懲戒処分となってしまいました。懲戒処分は厳しい措置に感じるかもしれませんが、副業が問題というより、その人の勤務態度の方が問題になった事が大きいです。
会社で見られる副業
会社が公認しているというよりは、社内でも半ば公然となっている副業があります。それは「農家」です。田舎の会社なので、地元に田畑を持っている人が多く、田植えや稲刈りの時期は、年休を取って仕事?をしている様です。
中には、「農家の方が本業で、サラリーマンは副業みたいなものだ。」という人もいます。特に車で1時間もかけて会社に来る人の中には、山に大きな土地を持っている人もおり、採れた農産物を農協へ卸している様です。ちなみに農家に対しては、規模に関係なく会社は全く問題視していないようです。
農家以外で副業している人はいるかもしれませんが、流石に公言する事はありません。口には出していませんが、家で出来るネットビジネスや会社から遠いお店でアルバイトしている人もいるかもしれません。
以前、私の会社と取引のある会社の幹部の方が夜中にマクドナルドでアルバイトしているのを見た、と聞いた事があります。それ程大きな規模の会社ではないとはいえ、会社の幹部なのでそれなりの給料をもらっていると思います。何か事情があるのかもしれません…。
あと副業に分類されるか分かりませんが、副収入を得る手段として投資があります。会社でお金の話をする事が無く、投資をしている人は分かりませんが、新入社員時代に「株で沢山儲けたので、確定申告が必要になった。」という同期がいました。株で相当儲かったのか、その同期は数年後に退職しました。
会社で副業が禁止されている理由
会社が副業を禁止する理由として、「労働時間が管理できない為、過重労働になる可能性がある事」を上げています。一見、納得できるような理由と思えますが、兼業農家として休みも働いている人もいますし、会社外の労働に対して会社が責任を負う必要はないと思います。
恐らく副業をして稼げる人というのは、それなりに優秀な人であり、副業で収入を増やしていき、会社は優秀な人が何れ独立(会社を退職)する事を恐れているのではないかと思ってしまいます。もちろん、副業にのめり込む事により、本業への貢献度が下がる、という可能性も否定できませんが…。
ただ時代の流れは止められないのか、数年前に偶然人事部長と話ををする機会があり、「いずれ会社でも副業を認められる時が来るよ。」と言われてたのが印象に残っています。
その当時は、「副業=土日や終業後のアルバイト」位にしか考えていなかったので、
私 : 副業というと、コンビニなどのアルバイトですか?
人事: いや、これからはもっと違う働き方が出てくるよ。
私 : へーどんな働き方なんですかねぇ?
人事: そりゃ~詳しくは言えないけど、色々あるよ。
という感じでその場は終わりました。詳しい話をしてくれませんでしたが、人事部としてはこの時既に副業をしている人を把握していたのかもしれません。就業規則で副業を禁止していますが、上記で記載した兼業農家と同様に線引きが難しいのかもしれません。