最近よく「どうやったら上手く(幸せな)アーリーリタイアが出来るのか」を考えていますが、資産だけでなく、リタイア後の生活、子供の将来を考えると、課題となる事が多いと思います。
今はサラリーマンとして、毎月ある一定の給料をもらっていますが、リタイア後は別の収入を確保する必要があります。給料とは別の収入、となると「副業」が考えられますが、今勤めている会社は副業禁止であり、副業する余裕もないので、中々前に進めない状況が続いています。
結局、副業が難しいので投資による不労所得を増やす事になります。私自身、若い時から投資を始めたおかげで資産がある程度増え、ようやく資産から得られる不労所得が年間100万円を超えるようになりました。
何とか自分の力でお金を生み出したい
副業で最も簡単なのは、会社の帰りや休みを利用したアルバイトになるでしょう。いわゆるダブルワークになり、自分の時間を切り売りする事になります。流石に50歳近くにもなると、体力が衰えていますので、会社帰りや休日に働く体力も気力もありません。
他の会社に勤めている知り合いには、50歳過ぎで平日に工事の現場監督をしつつ、休日夜間にマクドナルドで働いていらっしゃる人もいます。別の知合いの方がマクドナルドに立ち寄った際に見かけたそうで、かなり疲れた顔をしていたそうです。過労で倒れなければ良いのですが…。
家庭の事情は分かりませんが、ダブルワークをしなければならない位働かなければならないという事は、かなり家計が苦しいのでしょう。私自身、体を壊してまで働きたくはありませんが、それも許されない事情があるのかもしれません。
現状、時間を切り売りするのは難しいのですが、何とか自分の力でお金を生み出す事が出来ないかと考えています。結局「起業」する事になるのでしょうが、雇われ生活が長い普通のサラリーマンが「起業」が出来るか正直分かりません。
その中で最近 “えらいてんちょうさん”の 「しょぼい起業で生きていく」という本を読みました。この本は、ビジネス&自己啓発系のYou Tuberの方が何度も推奨本として紹介しており、前から気になっていた本です。
この本によると、しょぼい起業とは・・・
・自己資金の準備は必要なし。
・家にある物や作りすぎて余ったものなどを売る。
・誰でも気軽に入れるように門戸は広く、毎日開店すること。
・「儲けよう」というより、地域のコミュニティーを大事にする。
といったことがポイントであると書かれていました。
お店もお客の入りを考えてわざわざ繁華街に立てる必要は無く、住宅街の一角に地域に密着したお店を出した方がよいと書かれていました。
その中でも、「売上などお金にこだわるのではなく、あくまでも地域の人とのつながりを重要視する。」という内容が印象に残りました。地域の人と仲良くなって、人とのつながりを増やせば、何とか生きていけるのではないかという事でしょう。
自分の場合はどうか
世の中のある程度の事は解決できますが、お金が有っても独りぼっちですと、寂しいと思います。特に年を取ると人との関わり合いがおっくうになり、結果として家にこもりきりになるかもしれません。人とのコミュニケーションが無く、家に一人で過ごしていると早くボケてしまうでしょう。
私自身、それほどコミュニケーションは高い方ではないので、リタイア後の人との付き合い方は、気になる所です。今は止めてしまったのですが、以前は子供の運動会などを通して地域の活動に参加したりしていました。子供がいれば、何らかの付き合いが増えますので、ある意味子供がいる有難みを感じます。
しかし子供は何れ独立しますので、自分自身で何らかのコミュニティーを作る必要があります。えらいてんちょうさんの「しょぼい起業」で、売上を気にせずに何らかの商売をするのも良いのかもしれません。いずれにせよ、リタイア後は定住する街を決めて、地域に密着した活動をしてみたいと考えています。