先日、Ameba TVでホリエモンこと堀江貴文さんが「糖尿病の恐ろしさ」について会話していました。糖尿病の怖さを知ることが出来る映画を作ったそうで、糖尿病についてもっと考えるべきと言われていました。
日本の糖尿病患者は予備軍も入れて1,000万人いるそうで、少し古いデータですが「日本生活習慣病予防協会」によると、
患者数: 約1,000万人
医療費: 1兆2,239億円/年 (2017年)
死亡者: 1万3,969人/年 (2017年)
となっているそうです。日本の人口からすると、12人に1人はは、(予備軍も含めた)糖尿病患者という事になります。正に国民的な病気という患者でしょうか。
ちなみに患者・予備群の数の内訳として、全国民で「糖尿病が強く疑われる人」の割合は、12.1%であり、男女別にみると男性16.3%、女性9.3%となっています。男性の方が多いのですね。
ちなみに「糖尿病が強く疑われる者」は、約1,000 万人と推計されていますが、これは平成9年(1977)以降増加しているそうです。
職場にいる糖尿病患者
糖尿病(ここではⅡ型のみを言います)とは食生活や運動など見直せば、改善する病気の様です。ただ完治する事はできないらしく、一生付き合っていく病気の様です。
糖尿病患者かどうかは、自ら宣言するか、人工透析などで日頃の生活に支障をきたしている人でないと見た目には分かりません。特に飲み薬や生活習慣の見直しで快癒している人であれば、全く気付かないでしょう。
私が働いている事務所では、明らかな糖尿病患者の方が1名いらっしゃいます。なぜ糖尿病患者であるか気づいたかと言いますと、事務所で昼食前に自分のデスクで「インシュリン注射」を打っている為です。
通常、インシュリン注射は人目を気にしてトイレなどに行ってこっそり打つ人が多いようですが、その方はお昼休みの12時10分前位になると、薬箱から消毒綿と注射器を出して準備し、血糖値を計った後に堂々と注射をしています。
本人が気にならなければ、特に問題は無いのですが、初めて注射する姿を見た人は驚きます。ただ毎日注射をしていると、それが当たり前の光景になって、驚かなくなりますが…。
糖尿病は怖い病気
「糖尿病が怖い病気」と聞いてみても、実際見た事が無いと実感が湧かないと思います。糖尿病による合併症でよく耳にするのは、
・足の切断
・失明
・人工透析
などでしょうか。全て生命や日々の生活に支障をきたす事ですので、聞いただけで恐ろしくなりますが…。
私が怖い病気と認識したのは、事務所の糖尿病の方(事務所でインシュリン注射を打っている方)の病状を直接見てからです。
この方は以前から暴飲暴食をしており、食べ過ぎにより明らかな肥満体形でした。糖尿病になったのは、恐らく45歳を過ぎてからでしょうが、病状は年々悪化しているように見えます。ちなみに現在の年齢は、50歳半ばと思います。
その方は、昔はそれなりに優秀な技術者だったようですが、糖尿病の影響か、現在では会社には来ますが、殆ど仕事はしていません。
糖尿病患者によくある「手足の震え、肌荒れ、頻尿、のどの渇き」などの症状が全て起こっている様に見えます。また低血糖症の影響でしょうか、よく自分のデスクで眠っていることが多いです。この方は糖尿病と合わせて「鬱」も発症しており、仕事が出来る状態ではありません。
糖尿病の怖さを人から伝聞しただけでは余り感じる事はありませんが、近くに糖尿病に苦しんでいる方を直接見ると、自分も気を付けなければならないな…と思うようになります。