投資を始めて20年以上が経ちますが、今ではアーリーリタイアすることを前提として人生設計を考えています。
ちなみに今の所アーリーリタイアをせずに定年の65歳まで更に70歳まで働く事は、全く考えていません。
以前の記事にも紹介した事がありますが、投資を始めたきっかけは、『会社をクビになった時を考えて、給料以外の収入源を確保する事』が目的でした。
2000年頃に入社した就職氷河期だったせいもあり、苦労して入社した会社でしたが、何時クビになるか分からない、と思いながら20歳台は働いていたと思います。
その様な気持ちでずっと働いて資産を増やしていったのですが、金融資産1億円を超えたときに、「あれ？もしかしてアーリーリタイア出来るのでは？」と思うようになりました。
今まで我慢して仕事を続けてきた為、アーリーリタイアを意識するようになってから、具体的なリタイアの時期、リタイア時の目標資産額や不労所得額を設定し、今に至ります。
多くの人が働き続ける現実
社内を見ても、20-30歳台で退職して転職する人は居ますが、40歳を超えて退職する人は殆どいません。ほぼ全員と言って良いほど65歳まで働き続ける人ばかりです。
会社では多くの人が子供の教育費や家のローンの話をしますし、特に定年退職時期にそれらの話題が上がっています。多くの人が定年前に子供の独立を迎え、退職金で住宅ローンを完済するパターンみたいです。
ただ中には 『35歳で家を建てて、35年ローンを組んで70歳で完済。』という人もいます。「70歳まで働くの？」、と聞いたら、「先の事は分からないですよ～。退職金で返すんじゃないですか。」という答えが返ってきて驚く時があります。
住宅ローンの返済時期が分かっていない人は。恐らく配偶者にお金の管理を任せているのでしょう。「お金を管理する」とは言っても、毎月もらうお小遣いしか見ていないのかもしれません。
働く事が生きがいで65歳を超えて働く人も居ますが、殆どの人が生活の為に働いていると思います。よって、子供が独立する前に、住宅ローンの支払いを終えないまま、リタイアする選択肢は考えられないでしょう。
我家の場合、持家ではないので住宅ローンは有りません。賃貸に住み続ける事で、将来家を借りられなくなるリスクがあるかもしれませんが、その時は現金で程度の良い中古住宅を購入しても良いかな…と考えています。
元々仕事が嫌いで、働く理由は「お金のため」と割り切っているので、会社への愛着心は無く、資産から得られる不労所得が生活費を超えるのであれば、何時でも辞めようかと考えています。
サイドFIREが現実的か
現在、平日は12時間以上、偶に休日も仕事をしています。年休を取得しても仕事の事が気になりますし、メールがたまりますので、PCを開いてメールを処理したりしています。
リタイア後、全く仕事をしなくなるのも良いのですが、数ヶ月か数年間リタイア生活を満喫した後は、暇を持て余すような気がします。
趣味を満喫するといっても、旅行や釣りが有りますが、毎日やると何時かは飽きるでしょう。恐らくどこかのタイミングで、働き始めるのではないか、と想像しています。
リタイア後は、金融資産から得られる配当金などの不労所得だけで生活しても良いのですが、リタイア時に想定している不労所得は、今の給料よりは少ないと思います。
また配当金などは、毎年変動するリスクもあるので、アルバイトなどをして少し収入を得る事が出来れば、生活や気持ちに余裕が出来るでしょう。
生活の為に働くのではなく、「ストレスが無い程度で、暇つぶしに趣味の一環で働く。」といった感じになるのが現実的かな、と考えています。
