人間、年を取ると体の色々な所にガタが来ます。私の周りでも、「血圧、コレステロール、脂質、尿酸…」など数値に何らかの異常が見られ、薬を飲んでいる人が多いです。
快適で幸せなリタイア生活を送りたいのであれば、お金も大事ですが、「健康」の方が重要と思います。お金が有っても病気で入院生活をしていればどこも行けませんし、食べたい物も我慢しなければなりません。
突然病気になった先輩社員
先日、会社の先輩社員が突然病気になり、長期の入院生活に入る事を聞かされました。どうやら難病らしく、一度かかると治癒する可能性は低いとの事です。病状の悪化を抑えるために入院するそうですが、今まで通りの生活はできないそうです。
その方は、今年で50歳を迎えるので、私と余り変わらない事になります。その方の同期入社の先輩社員と話した所、仕事がかなり出来る方で、同期の中でも出世頭だったようです。
病気によって、出世の道が断たれるのはその人の人生にとって些細な事かもしれず、むしろこれからの人生を病気と過ごしていかなければならない方が大変と思います。ちなみにその方の仕事のストレスと病気には、直接因果関係は認められないそうですが、働き過ぎによる影響は少なからずあると思います。
私も昔は現場の部署長として、長時間労働を10年近く行っていましたが、最終的に体を壊して入院した事があります。その時は仕事に対する責任感から長時間労働にも耐えていたのですが、入院した際に「体を壊して迄仕事を頑張る理由は無いな。」と思いました。
今回突然病気になった先輩社員も近々部署長から外れるようです。人事関係で少しバタバタする様ですが、直ぐに後任は決まり、引継も行われるようです。結局優秀な人材とはいえ、サラリーマンは何時でも代われる人材が居る為、「余人をもって代えがたい仕事」というのは、存在しないのかもしれません…。
人生に必要なものとは
昔読んだ本の中に、人生を豊かに過ごすための以下の3つの要素について書かれていました。
①健康
②お金
③人間関係(=家族)
確かにお金だけあっても、健康や人間関係に問題を抱えていれば、幸せに過ごす事はできないかもしれません。もちろん孤独が好きで、何時も1人で過ごすのが好きな人にとっては、健康とお金があれば幸せでしょう。
あと上の3つの要素を見て気付いた事があります。①の健康は自己管理によるものが大きいですが、お金や人間関係は、仕事をする事で得られるものであることです。職場環境が良好で、仕事に対して納得できる報酬を得ているのであれば、それは幸せと言えると思います。
もちろん、激務で安月給であるとか、職場の人間関係が悪い場合は、逆(人生が不幸せ)になるでしょう。理想的な職場というのは、中々存在しないと思いますが、少しのストレスを抱えながらも、無理なく仕事が出来るという職場環境は、幸せなのかもしれません。
私がアーリーリタイアをする時には、少なくともお金の問題は解決していると思います。また健康についても、毎日ウォーキング(徒歩通勤)をしているので維持できるのではないか、と考えていますが、突然の病気になる可能性もありますので注意が必要ですね。
あとは人間関係ですが、妻とは良い関係を維持していく事は最低限の条件として、如何に仕事以外のコミュニティーを作るのか、というのも重用と思います。ただそうかんがえると、幸せの3要素全てを揃えるのは、難しい事だと気づかされます。