2020年1月に突然の病気で入院する事になり、その時の入院生活で自分の人生を振り返って、成長していくためには一生勉強が必要と考えるようになりました。
会社に入ってからは、国家資格取得を半ば強制されていたので、継続的に勉強する機会はありましたが、自らの意志で勉強する事は余りなかったと思います。
コンフォートゾーンを抜けるには
人間、毎日同じ生活をしていると「慣れ」が生じます。同じ行動をして、刺激のない生活をしていると成長がなくなり、早くボケてしまうような気がします。
最近読んだ本によると、日々同じ生活を送っているリラックスした状態は、「コンフォートゾーン」というそうです。コンフォートゾーンとは、「快適な空間」を意味する言葉で、ストレスや不安が無く、限りなく落ち着いた精神状態でいられる事のようです。
ちなみにコンフォートゾーンの外にあるのが、「ストレス(ラーニング)ゾーン」、更に外にあるのが「パニックゾーン」になるようです。
コンフォートゾーンにいると心地が良く、そこから抜け出すのがおっくうになるのでしょう。恐らく毎日過ごしていると心地が良い感じ当たり前になり、どんどん変化に弱くなっていくのではないでしょうか。
人間が成長するには、ストレス(ラーニング)ゾーンを意識して行動するのが良いらしく、日々の習慣に少し負荷がかかるように生活すると良いそうです。
現在朝早く起きて、仕事の前に ①徒歩通勤をする、②(徒歩通勤時に)英会話を聞く、③簿記の勉強をする の3つの行動を習慣化しています。この内①と③については1年以上継続しており、②は今年の4月から始めています。
習慣化が出来て、その行動を止めると気分が乗らない位になれば良いのですが、まだその域には達していません。特に簿記2級に合格してから土日の勉強が疎かになっており、現在の課題の1つといえます。
パニックゾーンを体感すると急激に成長する
ストレスゾーンを越えて、パニックゾーンになると場合によっては体を壊す可能性があります。特に精神的にダメージを受けると、復活するまで時間がかかります。余り負荷をかけすぎて、パニックになり鬱になってしまっては、意味がありません。私が働いている会社でも業務の負荷が高くなりすぎて、鬱になった人が何人もいます。
ただし全員鬱になるかというとそうではなく、ストレスに強い人もいる為、どこまで負荷をかける事が出来るのか自分自身でブレーキを掛ける必要があります。
私も数年前までかなり負荷の高い仕事を任され、朝6時から夜11時過ぎ(場合によっては徹夜する)まで働いていました。土日出勤も当たり前で、まだ働き方改革が言われる前の時代です。
同じ仕事をしていた私の前任者は、体と精神を病んでしまい、1年後に入院してしまいました。その後私は引き継いだのですが、鈍感な性格なのか、8年近くも職務に当っていましたが、体を壊す事は有りませんでした。
運良く職務を全うして、別の部署に異動したのですが、この8年間で様々な困難に直面した事で、仕事の能力が向上しただけでなく、精神的にもタフになったと思います。
この時、(私より丈夫な)諸先輩から、「どんなに激務でも意外に人は死ななないものだよ。」とよくわからないアドバイスをもらった事があります。
ただこの間、仕事一辺倒でかなり家庭を犠牲にしたので、今でも妻から「うちは母子家庭みたいなもの」と今でも言われます…。
今ではこの様な経験は余り得られないと思いますが、極限の状態に置かれると、人は大きく成長するのかもしれません。