家計の管理をする際、どちらが(夫か妻か)するのか各家庭で異なると思います。妻が管理をして、夫に生活費やおこずかいを渡す制度を取っている家庭が多いのかもしれません。
共働きの家庭は?
一方で最近では多くの家庭が共働きの場合が多いので、どちらか片方が全てのお金を管理しているケースが一般的では無いのかもしれません。夫婦のどちらも収入が有り、家事も分担している家庭であれば、双方から必要なお金を出すのでしょう。
私が知っている共働き家庭で双方の給料から支出するケースとしては、
①毎月決まった額を双方が出し、後は好きに使う。
②支出の種類別に担当を決めてお金を出し合い、残ったお金は好きに使う。
のような感じでした。①、②共に生活費や住宅ローンなど、必ず支払いが必要な支出には予算を確保しているようです。
ただ貯蓄については家庭によって差があり、毎月一定額を貯蓄に回したり、学資保険を積み立てている家庭がある一方で、「特に何もしていない」という家庭も一定数いる様です。
共働きの場合、どちらか片方が病気などで働けなくなったとしてもいきなり収入が途絶える事はありませんので、それだけで十分な保険(リスクヘッジ)になります。
気を付けるとすれば、お金に関する情報交換が夫婦間で余りされておらず、お互いに「夫(妻)が貯蓄していると思うので大丈夫だろう。」と思いこんだまま、余ったお金を使ってしまう事です。
以前知り合いの社員に家計の管理方法について聞いた所、生活費や住宅ローン等を支払った後に残った給料は、全て好きに使っていると言われたことが有ります。
その方の家庭は、共働きで奥様も正社員なのでそれなりに収入が有る様ですが、子供が3人もいますので、将来教育費が相当かかると思います。
人生は一度きりなのでお金を余りケチっても仕方が有りませんが、共働きの場合夫婦間でお金に関する相談をして、家計や資産についてきっちり計画を立てれば、より安定した将来計画を立てる事が出来るでしょう。
家計、資産管理で得られるもの
私の家では妻はパートで働いていますが、妻が働いて得たお金は、全額妻が自分のおこずかいとして使っています。よって家計や資産のお金は、全て私から出ています。
上記にも書きましたが、妻がパートや専業主婦の家庭でも妻の方が財布(家計)を管理し、夫は毎月一定額の「おこずかい」をもらう家庭が多いと思います。
私の周りでも上記のケースは多く、夫の方がお金の管理をする家庭は、少数派と思います。我家は少数派に入りますが、私から毎月一定額の生活費を妻に渡しています。
夫、妻のどちらがお金の管理をした方が良いのか分かりませんが、私の経験上、妻が専業主婦やパートで夫の収入をメインで生計を立てているのであれば、夫がお金の管理をした方が良いと思います。
もちろん夫が散財家でお金の管理が出来ないのであれば、妻に任せるべきと思いますが、そうでないのであれば、収入が多い方が管理をした方が良いと思います。
お金の管理をすることで、現在および将来の収入を考えた人生設計を考える事が出来ます。また人生設計を通して、自分のキャリア(収入を増やす手段、引退時期)を考える良い機会が得られます。
私の場合、リタイア可能な資産を築いた事で、今では収入アップは考えずになるべく自分の好きな仕事をしていこうという気持ちが強くなりました。またその為には、「どの様にキャリア形成していくのか」という事も考える様になりました。
最後の方はやや抽象的な表現になってしまいましたが、お金の管理をすることで、今までの視点とは異なる考え方を持つことが出来ると私は考えています。