アーリーリタイアする理由は、会社が嫌だったり、やりたい事が有ったり、自分で独立開業したいなど、人それぞれ異なると思います。
また会社を辞めるタイミングも、ある日突然思い立って辞めるのか、私の様に十数年かけて計画的に退職準備するなど、色々でしょう。
突然退職する場合、退職後にやる事や新たな仕事が決まっていれば良いのですが、無ければ後で後悔するかもしれません。もちろん働いている会社がブラックで、一刻も早く辞めた方が良い場合もあるでしょうが。
数年かけて計画的に退職する場合
計画的に退職を考える場合、退職後の事についてゆっくり考える時間があります。私も退職するまでまだ約8年(2028年12月末)もあり、色々模索しながら計画を立てています。
ある日突然退職するケースでも、周りの人への説得が必要になる場合があります。特に家族(中でも配偶者)には、退職後の生計の立て方や子供の進学など、よく相談する必要があると思います。
その時、家族が納得してくれたらよいのですが、反対された場合、無理やり退職してもその後の家族内の関係がギクシャクするかもしれません。
計画的に数年かけて退職する場合、配偶者の要望を聞いたり、退職後の生計の立て方、住居、更に親の介護など色々な事を相談できます。また配偶者は、住んでいる場所でコミュニティーを持っていますので、特に配慮が必要と思います。
私も妻に8年後に退職する事を伝えており、妻の考えや子供の進学の事について話し合っています。妻は、生活に困らなければ退職しても構わないと言っており、今のコミュニティーから離れても問題ないそうです。
会社の人にアーリーリタイアを話すか
会社に退職を伝えるのは、私の会社の規定では1ヵ月前になっています。ただし1ヵ月前に伝えても、会社側も困りますので、少なくとも半年前には伝えようかと考えています。
あと会社の同僚や上司などお世話になった人にアーリーリタイアを伝えるか、いう事については、早くから宣言する人は少ないのではないでしょうか。会社からすると、アーリーリタイアする事が分かると、「どうせいつかは辞めるだろう。」と考えると思います。
退職する社員に対して、会社への忠誠心(古い考えですが)が低いとみなして、評価や待遇が悪くなる可能性があります。
ごく親しい人だけに、「ここだけの話だけど…」と話しても良さそうですが、噂話はどこから漏れるか分かりません。よって私は会社の人にはアーリーリタイアについて話したことは無く、定年まで勤める事を前提として会話しています。
あとあえて冷遇する事は無いと思いますが、上司は退職すると分かると重要な仕事は任せてもらえないのではないでしょうか。仕事が楽しいとは思えませんが、どうせ仕事をするのであれば、少しはやりがいがある方が良いと思います。
会社には恨みはなく、寧ろ正社員として働かせてもらっているので感謝しています。しかし、以前部署長をしていた経験からすると、最終的には会社は個人の都合より会社の業績を第1優先に考えます。
昔、既に他界した父親から、「最終的に会社は個人の面倒を見ていくれないぞ。」と言われたことがあります。仕事に対して真剣に取り組むことは必要と思いますが、気持ちだけでも会社に依存せず、何時でも自立できるように準備しておいた方が良いかもしれません。