最近、不要な物を捨てる「断捨離」が自分の中でマイブームになっています。不要な物が無くなり、身軽になると気持ちがスッキリします。
人生を豊かにするには、無駄と思われる固定資産もある程度必要と思いますが、『本当に必要な資産とは何か」を考えてみました。
恐らく年齢とその人が置かれている状況によって必要な資産は、変わると思いますが、今の私にとって必要と考えている物は、「知識と経験(体験)、流動資産」と考えています。
流動資産に限定していますが、キャッシュを生み出す上で、キチンと管理できるのであれば、不動産の様な固定資産も持って良いと思っていますが…。
知識と経験
知識が無いと人生の選択肢が狭くなる可能性が高いです。知識は自ら取得するものであり、特に大人になってからは、自ら学ばないと社会の流れから取り残されてしまいます。
子供を見ると毎日学校に行き、家に帰っても勉強しています。大人は働いているので、一見仕事を通して勉強しているように見えますが、仕事に慣れてルーチン化していると、全く進歩が無いかもしれません。
自ら勉強して会社で積極的に新しい事に取り組んでいかないと、年齢ばかり高くなって、業務範囲が広がらない事になります。
私の会社でも40歳代の社員で「それはやったことが無いので、できない。」とか、「分からないからできない。」という人がいます。
一般職の方ならばそれでも良いのですが、管理職ならば業務範囲を広げてできる仕事を増やさないと、どんどん若い人に仕事を取られ、最終的に仕事が無くなってしまします。
知識は人から盗むことは出来ず、本人の努力と意識によって、得られるものであり、知識がある事で今まで見えなかった世界が見えるようになります。
あともう1つの「経験」についてですが、仕事に関しては知識とセットで考えた方が良さそうです。知識だけで経験が無いと仕事はできませんし、経験する事で得られる知識もあると思います。
また最近ではプライベートでの経験(体験)が大切と考えるようになりました。家族との時間は人生において重要な事であり、よりよい経験を家族と共有する事で活力が生まれます。
特に子供と一緒に何かする体験は、お金には代えられないものと思います。少し前までは、旅行に行くにもお金がもったいないから止めよう、と諦めたことがありました。
しかし子供と過ごせる時期は小学校低学年の今だけであり、大きくなったら子供と触れ合う時間も少なくなるでしょう。
休みの日に子供が「遊んで、遊んで!」と騒ぐのを煩わしいと感じる事がありますが、今ある瞬間は二度と帰ってこない大切な時間と考えて、なるべく一緒にいる時間を増やそうとしています。
流動資産には、「現金、株式、債券、投資信託」など色々あります。流動資産の利点は、換金性の高さでしょう。
不動産の様に取引に手間がかかる資産は、キャッシュが必要な時に直ぐに売却できません。
一方で流動資産と呼ばれる金融商品は、ある程度取引する場が整備されており、どの位の価格で売却できるか、知ることが出来ます。
私は不動産投資を否定するつもりは無く、本当は自分の時間と管理能力があれば、是非とも挑戦したいとも考えています。
ただ以前父が他界した時に不動産を相続し、その際管理や売却で失敗したことがあります。この時、管理できない家を持っても不動産ではなく、「負動産」になってしまう事を学びました。
今の私の能力と時間では、換金性の高い流動資産を運用し、何があっても対応しやすい身軽な状態にした方が良いと考えています。