以前の記事に会社の制度が変わり、定年が60歳から65歳になった事を書きました。制度が変わるのは数年先で 更に61、62、63歳と…移行期間はあるようです。ちなみに私は定年が65歳になります。
先日、5年位上の先輩社員と定年延長について話をしたのですが、今回の制度変更について会社の思惑を教えてくれました。
どうやら「バブル時期に入社した社員の一斉退職を緩和する」のが目的みたいです。どの会社でも似たような感じと思いますが、私の会社では1989年~1992年入社の社員が多くなっています。
この社員が60歳で定年退職して、一部の社員は65歳までシニア社員として働く事を選ばず、退職する人も出てくるでしょう。人数が多いだけに60歳で退職する人が多いと、業務に支障をきたす事例も出てくると思います。
一方で人事部から聞いた情報では、少子高齢化の影響で学生の人数は減っており、採用活動が苦戦しているようです。
どの業界でも人手不足である事をよく聞きますし、実際に私の会社でも業務拡大に伴う人員補充が追い付かず、新たなプロジェクトが有っても兼任辞令で対応しています。
女性の管理職が課題
人事部では、人手不足を補うために「高齢者と女性」の活用を目標に挙げています。ちなみに私の会社はメーカーですが、女性社員の比率は高いとはいえません。
働き方改革で昔より働きやすい職場になったとはいえ、現場を持つ部署は土日や祝日も休まず働く人もいます。
当然現場がある部署の管理職は全員男性ですし、子供がいる女性をその部署の管理職にする話はありません。昔海外で働いた事があるのですが、やはり現場がある部署の管理職は男性ばかりでした。
やはり男性と女性では、体の作りが違いますし、育メンとは言っても子育てをメインで行うのは女性になってしまいます。
私が働いていた海外の子会社では、女性が多い職場、男性が多い職場にキッチリ分かれていました。
経理や人事などは女性が多く、現場系でも品質保証など重労働が無い職場では女性は結構いたと記憶しています。
日本の職場ではまだ女性管理職の数は少なく、どの部署に女性管理職を置くかは、人事部も模索している様です。
「ああ、この部署ならば女性管理職でもやれそうなだな。」と思える部署でも実際の人事となると、その人のキャリアや希望で決まってしまう事例が多いです。
何歳まで働き続けるのか?
「高齢者」についてですが、65歳まで働く人が殆どで、優秀な方の中には本人が希望して、会社が残って欲しいと思えば、70歳近くまで働き続ける人もいます。
ただ多くの方が65歳で退職されます。しかしまだ働きたいと考えている人が多く、65歳以降も別の会社で働くケールもよく見られます。
早期退職制度を利用してアーリーリタイアを考えている身としては、65歳まで働くのは正直想像できません。
確かに65歳まで働けば、資産はもっと増えるでしょうし、仕事を通して社会とつながる事が出来るので、精神的に安定するかもしれません。
タイミングは分かりませんが、雇用については今後 『65歳定年、70歳まで雇用義務』 になると思います。
正直70歳まで働いて…その先死ぬまで時間が無い事を考えると、リタイア生活を楽しむという選択肢はないような気がします。特に今は非常に忙しい部署にいるので、一刻も早くリタイアしたい気持ちが強いです。
ただアーリーリタイアへの気持ちは、その時の仕事の状況によって変わるため、部署が変わって仕事が暇になると、「もう少し働いても良いかな…」と思うかもしれません。
高齢者が長く働けるように、仕事も給料も分散化(いわゆるワーケーション)すれば良いのに…と思うのですが、忙しい人に仕事が集中する状況は昔から変わらないですね…。