サラリーマンにとって、年収1,000万円というのは、目標とする年収の1つではないでしょうか。日本の給与所得者の平均年収は、436万円(令和元年調査)だそうです。ちなみに男性は540万円、女性は296万円だそうで、男女間の差は大きいですね。
平均年収をまとめたページ
年収1000万円を超える人は、全給与所得者の4.8%なので20人に1人が年収1000万越えという事になります。ただ世帯収入に焦点を合わせると、全世帯の12.1%が世帯収入1,000万越えであり、8世帯に1世帯が世帯収入1000万越えという事になります。
税金の事を考えるのであれば、1馬力(夫か妻の片方しか働かない、よくあるのは専業主婦家庭)で1000万円稼ぐよりは、共働きで世帯収入1000万越えの方が手元に残るお金は多いでしょう。
年収1,000万円を超えそうです
先日、突然上司から呼ばれて、昇格した事を告げられました。以前の記事にも書いた事があるのですが、自分自身全く出世希望が無く、以前から部下無管理職として働けるのであれば、降格しても良いと伝えていました…。
私としては収入は多少減らしてもプライベートの時間を確保したいので、出世するよりは、定時で帰宅できる方が嬉しいと感じています。最悪、今の年収の半分になっても良いと考えています。
直属の上司には、『昇格希望が無いのに、なぜ昇格したのか?また昇格を取り消せないのか?』と聞いたのですが、上司自身 「その上(役員)から急に言われたので、実態は分からない、人事決済が下りているので、今更昇格の取り消しはできない。」と一方的に言われました。
会社の人事制度は、個人の意見など尊重されない事は十分わかっているのですが、他に昇格したい人が居るのに、なぜ希望しない人が昇格するのか、未だに良く分らない所です…。
ちなみに今回の昇格で給料や賞与が上がる事になり、年収も1000万円を超えそうです。元々950万円辺りをウロウロしていましたので、年収1000万円越えになったとしても、実感が湧きません。もしかすると、源泉徴収の金額を見れば、喜びを実感するのかもしれませんが…。
よって、今の所1000万円に達したという喜びよりも、「これだけ給料を支払っているのだからもっと働けよ。」という会社からのプレッシャーを感じるだけです。
金銭感覚は変わらない
年収1000万円になったからと言って、これまでの生活が変わる訳ではありません。確かに年収は順調に上がっていますが、基本的には10年前から金銭感覚は変わっていないと思います。
20歳台の若手社員だった頃は、週末財布に500円もあれば土日位は十分生活可能と感じていたのですが、流石にその時よりは金銭感覚が変わっています。
現在は、平日は殆どお金を使わないので財布に2000円もあれば心配ありませんが、週末5000円は無いと不安に感じます。これは毎週週末ランチで外食にしているためであり、家族3人ならば一回の外食で2000円位使ってしまいます。この状況を考えると、独身時代に比べて贅沢になったな…と思います。
ただ1000円以上のお金を使うのは、基本的に週末のランチ位であり、それ以外の支出は殆どありません。コンビニには行きませんし、何かを衝動買いする事もありません。先日も週末の晩酌のおつまみを買うのに10分以上悩み、結局何も買わずに家にある魚肉ソーセージ(6本入り198円)で済ませました。
年収1000万円に増えたとしても、お金が貯まらない人は給料が少ない時から入ったお金を全て使っている人と思います。一方で年収が少なくてもお金を使わない人は、収入の範囲内で生活するのに慣れているので、収入が増えたとしても、生活は変わらないのではないでしょうか。
恐らく私の様に少ないお金でも満足できる人は、増えた分の収入は消費せずに殆ど貯蓄や投資に回し、結果として資産が増え続けていくのでしょう。ただ、資産を増やし続けても死んでしまったら元も子もありませんので、少しずつでも有効に使っていくべきとも思いますが…。