少し前になりますが、株価の急激な下落によって、一時的ではありますが、資産が減少した事が有ります。株価はバブルの様相を呈していましたので、調整による下落は度々起こります。
株を購入した直後に株価が下落した経験は沢山あり、印象に残っています。逆に購入後に株価が上昇したパターンも沢山ありますが、意外に記憶に残っていません。
人間、損をした時の方が強く記憶に残っており、今でも東京電力や日本航空への投資の失敗は、投資の反省点として、自分自身の教訓になっています。幾ら大きな会社でも財務諸表がしっかりしていないと、投資するべきでないと思います。
投資を行う前に、投資先の会社の財務諸表の数字を見たり、将来性を考えたりするものと思います。投資を行った後で株価の上昇、下落に一喜一憂するのではなく、何時も平常心を保つことが重要かと思います。
感情で投資を行うと、自分の判断がぶれますし、場合によっては日々の生活にも影響が出ると思います。よって、なるべく自分の感情を排除して投資を行うべきでしょう。
なるべく自分の感情を排除した投資の方法として、資産を定期定額購入するドルコスト平均法があります。特に購入する資産にETFを選べば、より投資額を平準化できます。
先日、数年ぶりに日本株(JR東海)を購入しましたが、通常は米国ETFを定期定額買い付けしています。コロナ後の全世界的な金融緩和で、株価が上昇し続けていましたので、その恩恵を受けて資産も順調に増えていました。
最適なETFを選定し、ドルコスト平均法による投資をしていれば、大きな失敗は無いのですが、非常に退屈な投資と思います。一方で変動が激しい投資は面白い反面、失敗するリスクも高い事になります。
情報も取引するソフトも証券会社などのプロ投資家に一般投資家がかなうはずはなく、出し抜くのは不可能と思います。「絶対安全」というのはありませんが、一般投資家が着実に少しずつ資産を増やすのであれば、「ETFをドルコスト平均法」で購入した方が良いのでしょう。
投資は放置で本業等に力を注ぐべき
投資に時間をかけて、投資から得られるキャッシュフローを増やす事も出来ると思いますが、サラリーマンであれば、
・生活費(特に固定費)を抑えて、現金を貯める。
・上記資産形成は自動的に行い、仕事や副業に力を注ぐ。
というのが、最も資産を増やすのに手っ取り早い方法かもしれません。
若い人であれば、仕事に専念して、他人より早くサラリーを上げる事が有効と思います。逆に中高年でサラリーが高止まりしているのであれば、副業を模索するのも良いのかもしれません。
アーリーリタイアする為に、資産を貯める必要がありますが、まずは現金が貯まる体質になるように、生活費を見直した方が良いかもしれません。ある程度種銭が貯まったら、ドルコスト平均法による取引を開始し、そのまま投資をしたことも忘れて放置しても良いかもしれません。
投資を始めて20年経ちますが、過去に色々失敗をして、この投資スタイルが安定的に資産を増やせる方法ではないかと考えています。