今年もJRの株主優待が届きました。例年であれば、「何時頃届くのかなぁ。」と待ちわびるのですが、今年は届いてから、「ああ、今年もそんな時期が来たか…」とう気分でした。
優待の割引率と用途
届いたのは、JR西日本の株主優待です。3月末が株主優待の権利獲得なので、4月以降に購入したJR東海の株主優待は来年からもらう事になります。
JRの株主優待は、乗車券と特急券の割引券であり、100株毎に1枚もらえます。割引率については、JR各社で異なるらしく、JR東海で20%、JR西日本やJR九州で50%の割引となっており、九州も含めると西日本で優待券を利用した方が割引率が高く、お得の様に感じます。
JR各社の株主優待券の割引率
JR東日本 40%
JR東海 20%
JR西日本 50%
JR九州 50%
ちなみにJR西日本であれば現在の株価から考えると約70万円(7,000円×100株)で1枚もらえる事移なります。また長期保有の株主に対しては、1枚追加で優待券をもらえます。
現在JR西日本の株は、400株所持しており、また株を購入して15年経過していますので、毎年5枚の優待券が届いています。先日JR東海の株も購入しましたので、来年度からもらえる株主優待が増える事になります。
もらった株主優待をどうするかですが、選択肢は2つしかありません。
- 旅行などで使う
- 金券ショップで売却する
どちらがお得かは、人によって異なります。優待券を持っているエリアの新幹線をよく利用する人は、売却するよりそのまま使った方が良いですし、使う機会が無い人は売却した方が良いかもしれません。
旅行などで使う
以前は、家族旅行で新幹線のチケットを購入する時に利用していました。ちなみに新大阪~博多間の新幹線チケットは、特急券と乗車券を合わせて大人で片道約15,000円かかります。
よって、株主優待の割引券を使う事で、半額の7,500円に抑える事ができます。子供が小学生未満の時は、電車代がかかっていませんでしたので、私と妻の行き帰りの交通費が30,000円(7,500円/人×2人×往復運賃)安くなります。
30,000円というと、ホテル2泊分(高いホテルですと1泊代)を浮かせることが出来ますので、結構大きいです。以前は良く使っていた株主優待券ですが、現在旅行に行くとしたら電車ではなく、恐らく車を使うと思います。
金券ショップで売却する
一方で、割引券は使わず、金券ショップで売却するという方法もあります。売却価格については、期限ギリギリでなければ、大体安定しているようです。私の記憶では、コロナまではJR西日本の株主優待券は、1枚4,500円で売却できていました。
一方、コロナ禍で電車に乗る人が大幅に減少した影響か、株主優待券の買取価格も暴落しました。確か昨年は、1枚1,800円の買取価格でした。半額以下ですね…。
先日2021年度の優待券が届いたので、どの位価格が戻ったのかネットで調べた所、高い所で3,000円の買取価格を提示していました。昔の価格(4,500円)までは戻っていませんが、昨年と比べると需要は増えているのでしょう。
後日妻に、これからの予定を考えて、「使う」か「売却」を相談した所、売却する方向に進みそうです。理由としては、現在は県外へ旅行に行く機会が減り、また移動も車中心で新幹線を利用する事が無くなった為です。
事実、昨年も「何時か使うかも…」と考えていた優待券を最後は使わずに売却した事がありました。景気回復などの社会変化と買取価格を見ながら持ち続けても良いのですが、有効期間が短くなれば買取価格も下がる可能性がありますので、早々に売却した方が良いのかもしれません。