このブログは、普通のサラリーマンがアーリーリタイアするまでの記録として書いていますが、最近簿記の資格取得など自己啓発に関する記事が多くなっています。
アーリーリタイアを目指す理由は人それぞれで異なると思いますが、仕事が嫌でできるだけ早くリタイアしたい人が多いと思います。もちろん全ての人が仕事が嫌という訳ではなく、独立などやりたい事が明確に決まっており、仕事がそれを妨げている(時間が無い)人もいるでしょう。
私の場合、「基本的に仕事は嫌い」です。会社には仕事が好きな人が多いですが、私にとって仕事は「お金をもらうための我慢代」と捉えています。正に「お金のために働いている」というのが本音です。
仕事をさぼってまでお金はもらおうとは考えていない
では仕事の手を抜いて、それなりの給料がもらえれば良いか、というとそのようには考えていません。会社内には仕事を全くせずにネットばかり見ている社員がいますが、そのようになりたいとは考えていません。
アーリーリタイアを決めた時は意識していなかったのですが、最近で会社を辞めてリタイアした後に働こうとした場合、「果たして自分だけお金を生みだすことが出来るだろうか」と考えるようになりました。
現在自分の置かれた立場を考えますと、会社に守られながら働き、毎月安定した給料をもらえる事は、かなり恵まれた環境である事が分かります。
一個人でお金を稼ぐことは大変な事であり、その事実を認識する様になった時から簿記や仕事に関する勉強をするようになりました。あと社内評価よりも、社外(世間一般)での評価を重視し、社外でも通用する人間になろうと思うようになりました。
アーリーリタイアというと、場合によっては企業にとってマイナスでしょうが、社員が社外でも通用する人材を目指すことは、その人のスキル向上につながるだけでなく、利益を生み出すことに繋がれば、会社にとってもプラスに働くと思います。
資産を築けば気持ちが安定する
あとアーリーリタイアが出来る位の資産を築いた事で、仕事に対する気持ちの変化もありました。今直ぐ退職しても困らない位の資産があると、気持ちが安定し、仕事に対してもプラスに働くと思います。
例えば会社にとって利益にならない事や自分のスキルが上がらない仕事でも、命令であれば従わなければならない時が有ります。通常、上司の指示ならば黙って従うのでしょうが、時には意見を述べる事も必要になると思います。
住宅ローンが沢山あって、退職に怯えながら働いていると良い事と思っていても自分の意見は言えませんし、意見を言えない事でストレスが溜るでしょう。十分な資産があると、時には上司にキチンと意見し、自分のスキルを上げる事が出来る働き方が出来ると思います。
資産が増えるにつれて気持ちがより安定し、会社にとって良いと思えば自由に発言するようになったと思います。無茶な発言はしませんが、人の顔色を窺って自分の意見を押し殺すような事は少なくなったと思います。
日本人の風習として、「場の空気を読む」というのが有りますが、空気を読み過ぎるせいか、会議などで全く発言しない人がいます。
仕事に対するプラス面について書きましたが、自分で考えて聞きたい事や言いたい事を発言するのは、「自分の頭で考えて行動する」という投資の世界に通じるのではないか、と私は思っています。