先日、人事異動で東京の事務所に職場が変わった知人とメールのやり取りをしました。通常、メールの返事はその日のうちに来るのですが、2,3日経っても来ませんでした。
特別急ぐ用事でも無かったのと、異動間もないので忙しいのだろう、と考えていました。忘れた頃に…ということで1週間経って返事がきました。
案の定、全職場の仕事の引継ぎや新しい職場での仕事など、かなり忙しいかったようで、それで返事が遅れたとの事でした。
都会での働き方
メールのやり取りで用事(仕事)は問題なく片付いたのですが、知人が東京の事務所の働き方について、色々教えてくれました。
私もコロナ前に出張で東京の事務所に行った事があるのですが、広いフロアに整然と机が並んでおり、営業部隊や経理など部署ごとに区分けされていました。
同じフロアに数十人(100人近く?)座っており、「なんだか窮屈そうだな…」というイメージがありました。
コロナ後は出張もなく、東京の事務所に行く機会は無くなったのですが、知人によると今は決まった座席は無く、いわゆる「フリーアドレス・オフィス」になているそうです。
更に出勤もテレワークが基本らしく、事務所も空席が目立つそうです。ちなみに東京の事務所には、採用からずっと東京勤務の人が殆どですが、私の知人の様に地方の現場から人事異動で東京勤務になった人もいます。
知人の話を聞いて面白かったのは、事務所に出勤しているのは、地方の現場出身者ばかりであり、元から東京勤務だった人はテレワーク率が高い事です。
出勤、テレワークのどちらが良いという事は無いと思いますが、現場出身者は「出勤する事」が当たり前であり、完全にテレワークが出来ても昔の癖が抜けないのでしょうね…。
結果、事務所では(現場の時に交流があった)良く知った同士で話が盛り上がり、昔談議に花が咲く、となっているとか。
知人も「ほぼテレワークで済む状態」に対して疑問を感じており、単身赴任をしてまで東京で働く意味があるのか、とも言っていました。
地方でも働き方は変わった
私が働いている事務所では、テレワーク率は10%以下と思います。現場を持っているライン管理職は、出勤率はほぼ100%ですし、コロナやインフルエンザに感染した時などするくらいです。
私も過去2年間で実際にテレワークをしたのは、自分がコロナに感染した時しかありません。絶対テレワーク出来ない現場で働いている人からすると、"管理者不在" というのは有りえないでしょうし…。
コロナ後でも相変わらず出勤していますが、それでもWeb会議など地方でも働き方は変わったと思います。
社内には色々な場所に会議室があり、昔は打合せを行う会議室まで行っていましたが、今は自分の机から会議に参加できるようになりました。
また自分が会議のホストだったとしても、Web内に会議スペースを設定し、そこに参会者が来るので、会議室そのものの利用が減ったと思います。
今ではWebでの会議が当たり前になったのですが、人事や社内秘の事について打ち合わせする場合は、会議室に集まってFace to Face の打合せを行う事もあります。
移動時間が無くなった事、会議室の準備が不要になった事を考えると、会議に関わる時間が大きく削減されました。
東京の事務所や他の支店、海外への出張が減りました。昔はたった数時間の打合せの為だけに出張をしていたのですが、全てWebで済むようになり、効率化が出来ています。
最近では会議内容など、情報伝達にはChat GTPが使われるようになり、働き方改革も含めてこの数年で環境が劇的に変わったな、と思います。