約2年前に今の部署に異動してからは、プライベートの時間が殆ど無くなりました。前の部署では、会議が多い日などはテレワークをしたり、自由に年休を取ったりして、フレキシブルな働き方が出来ていました。
今の部署では部下が100人以上おり、更に現場を抱えているので、テレワークは基本的にできません。テレワークできるとすれば、体調が悪かったり、家族の用事でどうしても家に居なければならない場合しかありません。
結果、投資に関する時間を取れる事は無く、新たな投資先を探したり、投資戦略を見直したりする機会は有りませんでした。
異動を申し渡された時にプライベートの時間が取れない事は分かっていたので、前部署にいた時にネット証券で毎月決まった額を定期買付する投資スタイルに変えていました。
基本的には、米国のETFがベースですが、
・株式 : VYM、VIG
・債券 : BND
・不動産 : IYR
を定期定額買付しています。
投資のリバランスをしました
上記のETFですが、株価は大幅な下落はしていないので、VYMとVIGについては、含み益が出ています。一方でFRBの利上げの影響で債券や不動産価格が下落しており、所有しているBNDやIYRは含み損が発生しています。
特に債権EIFであるBNDについては、過去に無い位の価格まで下落しています。ただ価格下落によって、配当利回りも3%を超えており、購入するには良いタイミングと思いました。
価格の下がった外貨建て金融商品を購入するのは良いタイミングと思いますが、ネックとなっているのは「円安」です。外貨(ドル)を持っていたら良いのですが、コロナショック時に使ってしまった為、数百ドルしかありません。
ただ円安が是正されたとしても、それは「円高=ドル安⇒アメリカの利上げが止まる⇒債券価格が上がる」というシナリオになりますので、『いざ円高になったら、債券価格が上昇して買いのタイミングを失った…』となるでしょう。
という事で、前置きが長くなりましたが、先日毎月の定期購入の内容を見直す事にしました。具体的には、以下の様に投資先の比率を変えています。
・株式 : 60% ⇒ 20%
・債券 : 20% ⇒ 60%
・不動産 : 20% ⇒ 20%
不動産ETFも値下がりしているので、比率を増やしたかったのですが、債券価格の方が下落幅が大きく、今より安い価格で購入できるタイミングは少ないと考え、債券比率を大幅に増やしています。
日本の金利上昇がもたらすもの
海外程ではないのですが、日本でも最近物価上昇が続いています。特に食料品は顕著で、私もスーパーに行くたびに食材価格の上昇に驚かされます。
海外とは対照的に日本では金融緩和を続けており、株価や不動産価格も上昇しています。今は日本株には投資していないのですが、日本の不動産ETFは毎月少しずつ購入しています。
日本がデフレを脱却してインフレになり、給料も上がってよいインフレになれば良いのですが、果たしてどうか…。もしインフレが進むのであれば、日本も海外と同様に金融緩和を止めていく事になるでしょう。
もし日銀が急激なインフレを抑えるために、金利の引き上げを行うのであれば、アメリカと同様に債券や不動産価格は下がると思われます。
現在、日本の国債は利回りが非常に低い為、購入するつもりは有りませんが、利上げで価格下落があれば、購入しても良いかもしれません。
私が着目しているのは、不動産ETFです。今は試しに少しずつ購入しているのですが、もし利上げなどで価格が下がれば、利回りが上昇しますので、数百万円単位での購入を考えています。
ちなみに不動産投資は「ミドルリスク/ミドルリターン」と言われていますが、個別物件を購入するにはハードルが高く、片手間に投資できるものではありません。
不動産ETFならば、株式、債券、現金 などとは別の種類の金融商品を持つことになり、リスク回避の1つになるのではないか、と勝手に考えています…。