アメリカのFRBが利上げをするというニュースが流れています。最近のアメリカの景気回復度合いやインフレ、雇用状況などを見ての判断と思いますが、私としては「やっとか。」という気持ちがあります。
一方で日銀は、金融緩和を緩めることなく、相変わらずETFの購入を続けています。景気対策とはいえ、自前で紙幣を刷って株式を購入しており、この状況を見て、理由もなく少し腹立たしく感じるのは私だけでしょうか…。
自前で紙幣を刷れるという事は、何もない所から(実際は国の借金が増えるのでしょうが)お金を生み出し、企業の資産を買っていることになります。このままいくと、日本の上場企業は「国営企業」の様になってしまうのではないかと感じてしまします。
投資するタイミングがつかめない
株式については暴落による購入のタイミングを狙っているので、しばらく様子見が続いています。ただ何も投資しないと「機会損失」になる可能性もあるので、少額ですが米国ETFの定期定額購入を行っています。
FRBの利上げが株式市場の変動を引き起こし、アメリカ株の絶好の買場となると考えていましたが、市場の反応はイマイチで、引続きジリジリと価格が上がっています。
結局、コロナショックが有った2020年の春以来、良い買場は現れていません。最近大きな投資をしたと言えば、コロナショック直後に米国ETFを数百万円単位で購入した事と、景気悪化による原油価格暴落時に原油ETFを購入した位です。
投資するタイミグが無いのですが、資産は今まで購入している米国ETFが順調に上昇し、少しずつ増えている状況です。手堅い投資とは本来退屈なものと思いますので、良い投資先が無くても資産が増えるというのは、悪くない状況なのかもしれません。
金、銀投資への検討
アメリカの利上げによるドル高、株価上昇が有る一方、景気が少し失速している影響か、原油価格一時から少し価格が下がりました。2ヵ月前に米国シェールオイル/シェールガス、原油に関する講演会を聞いた時、説明者の方から原油価格は一時的に上昇するが、需要と供給バランスが取れて、価格が落ち着くだろうと言われていました。
この時の原油価格は1バレル70$前後でしたので、現在60$台の価格で落ち着いている所をみると、講演会で言っていた状況通りになりそうです。またこの時の説明者の方は、何もなければ今後数年間は、60$前後で推移するのではないかと言われていました。
私の原油ETFの平均購入価格は、40$位ですので当面購入価格を下回る可能性は低く、このまま売却せず、ポートフォリオの一部として所持し続けるつもりです。
現金、債券、株式(ETF)、不動産(REIT含む)と資産の種類は色々ありますが、原油と同じように「商品」の資産をもう少し増やしたと考えています。現在商品の資産全体に占める割合は1.5%しかなく、せめて5%程度まで比率を上げたいと考えています。
よって、口座も準備していた「金、銀投資」をそろそろ本格的に購入しようかと考えています。金、銀共に最近下落しましたので、このまま価格低下が続き、数年前の価格に落ち着けば購入する予定です。
商品についてはインカムゲインが狙えないので、資産の一部に組み込んで、リスクヘッジをしようと考えているだけです。アーリーリタイアを目指すには、安定的なインカムゲイン(配当所得)が得られることが重要であり、「商品」は資産の中でもサブ的な役割と考えています。
ただ世界的な金融緩和で将来のインフレは避けられそうになく、不動産や商品などのインフレに強い資産は、重要な位置づけとも考えています。