世間で一般化されつつあるテレワークですが、業種や立場によってテレワークを出来る人とできない人に分かれると思います。医療関係者だけでなく、接客業をされている方々はテレワークが実質不可能でしょう。
サテライトオフィスとテレワーク
国から企業にテレワークを推し進める様に通達が出ており、私の会社でも家で仕事が出来る部署からテレワークするように言われています。私の会社では、「この位テレワークをしましょう。」という事で、テレワーク率という指標を使っています。
当然現場を持たず、より厳しい体制が敷かれている東京の事務所はテレワーク率が高く、地方は低くなります。私が住んでいる地方の街では、現場関係者が多いので、テレワーク率の目標は50%以上となっています。
私の仕事は主にデスクワークが中心ですが、現場に近い仕事が多い為、中々テレワークをしにくい状況です。それでも月に1回ほどテレワークをしていますが、毎回会社が用意した、何時も働いている事務所から少し離れた建物の一室でテレワークをしてきました。
所謂「サテライトオフィス」という位置づけで、通常使用していない空き事務所の一室を利用して、ソーシャルディスタンスを保てるような配慮がなされています。
ただこのサテライトオフィスは、何時も働いている事務所から直ぐ近くにありますので、会社には出社しているが、別の部屋で仕事をしているという感じになります。
サテライトオフィスの利点は、周りに人が居ないので自分の業務に集中できる事です。現場を持たず、自分の裁量で仕事を進める事が出来る人によっては、良い環境と思います。
私の場合、自分の仕事に集中できるのは良いのですが、部下との相談や他部署との折衝業務がありますので、何時もサテライトオフィスを利用するという訳にはいきません。
部下や同じ事務所で働いている方々を見ると、大体週に1回テレワークをしています。ただ私の様に、サテライトオフィスを利用する人はおらず、全員自宅でテレワークをしています。事務所に近いサテライトオフィスを利用する位ならば、会社に出社する人が多いのでしょう。
Web会議をする際、自宅から参加される人の中には、「自分の書斎」から参加される人がいます。(私が住んでいる)地方の家から参加される人は書斎持ちが多く、東京など都市圏から参加される人の中には、いかにもアパートの一室から参加、という方が多いように感じます。
地方であれば一戸建てに住んでいる人が多く、自宅に書斎を持つことも可能なのでしょう。一方で東京をはじめとする都市であればそれほど広い家は持てません。Web会議中に、子供が近くではしゃいでいる姿を見て、会議参加者が一瞬黙る…という事も何度かありました。
自宅で初めてテレワークしてみました
先日、自宅で初めてテレワークしてみました。テレワークについては、子供が夏休みであり、仕事の合間に私が子供の相手を出来る為、妻にとっては都合が良かったようです。
ただ我が家は3LDKのマンションであり、書斎は無く、何時も食事をしているリビングの机で仕事をする事になります。リビングには子供のおもちゃやテレビが有り、仕事をしている横で子供は遊んでいます。当然仕事中でもお構いなしで、普通に「遊ぼうよ~。」と言ってきます。
「お父さんは、仕事中だから…」と妻が言って、私と遊ぶのは諦めますが、今度はテレビを見始めます。特に今は、オリンピックをやっており、仕事をしている横で妻と子供は、盛り上がっています。
盛り上がっているオリンピックの結果が気になり、仕事に集中できず、「(夏休みは)家で仕事はできない!」という事で、結局午後からサテライトオフィスに移動する事になりました。「こんな時に書斎が有ればなぁ…」と思いました。
都会であれば、スターバックスの様なWi-Fiがあって仕事が出来るカフェなどがあるのでしょうが、田舎はその様な気の利いた場所は有りません。田舎でテレワークをするのであれば、少し広く書斎がある一戸建てが良いという理由が分かる気がしました。