部署を異動してから2週間が経ちました。まだ新しい部署、事務所に慣れておらず、仕事も軌道に乗っていない所です。
最初の1週間は、前職の引継でそれなりに忙しかったのですが、2週間経った今は落ち着きつつあります。『前職の引継』とは言っても、私が持っていた前の部署の仕事を新しい部署長に引き継ぐのがメインでした。
以前書いた記事にある様に、私が居た部署は統廃合で無くなりましたので、分割された複数の部署の部署長に仕事の内容を引き継いでいます。
ちなみに新しく担当する業務の引継については、私と前任者の双方が忙しかったこともあり、対面では1時間しかしていません。更に前任者は、県外の事業所へ異動された為、足りない分は電話やWebで続きの引継を行っています。
昔は打合せや報告を対面でやっていたのですが、最近では海外とも Web ミーティング出来るようになったので、便利な時代になったと感じます。
ラインの管理職は人事が大変
前はいわゆるラインの課長でしたが、今回の異動で部下無管理職になりました。私の場合、現場を持っているラインの管理職であったので、毎日何らかのトラブルやイベントがあり、業務に追われていました。
特に大変なのは、『人事』 と思います。人事とは言っても、人事評価や採用といった話ではなく、職場内の人間関係やいさかいなどの問題解決に対応する事です。
学校のクラスをイメージしてもらったら分かると思いますが、1クラス30人くらいの生徒がいると、少なくとも1人や2人は問題ある生徒がいると思います。
私が元いた部署(課)は、全体で120人、課の下に3つの係があり、1つの係でいうと30~40人の人員がいますので、係には程度の差はあれ、やっかいな人や問題を抱えている人は1人はいます。
従業員自体に問題はなくても、彼ら彼女らにも家族が居ますので、家族がコロナになった、親の介護で勤務を調整して欲しい、などのケアをする事も有ります。
よって、全員ではないにせよ、部署の従業員については、『結婚しているのか、独身なのか。結婚しているのであれば、子供は居るのか。子供は何人でどの位の年齢なのか。』は、ある程度把握していました。
最近はコロナやインフルでめっきり減ったのですが、20~30歳位の従業員ならば、結婚式に呼ばれる事も有りますし、逆に年齢は関係ないのですが、両親が他界されて葬儀に出ることもあります。
まあ結婚式はお祝い事ですし、従業員の定着率が上がる方向なので、会社にとっては良いイベントと言えます。ただ上司はその度にご祝儀を包まなければならないので、懐は痛いですが…。
忙しい部署から異動して感じた事
忙しい部署から異動し、時間に余裕ができました。異動した直後は、急にメールの数が減り、仕事に追われる事が無くなり、少し寂しい気持ちになりました。
急激な環境変化に対して、仕事をしない(少ない)事による “焦り” みたいなものがありましたが、それも落ち着きつつあります。
今は自分の裁量で仕事を進める事が出来、ゆっくり考える時間があります。知的生産者は、じっくり考えて新しいもの(アイデア)を作り出すのが本来の姿かな…と最近では思うようになりました。
他社も同じなのかもしれませんが、私の会社では忙しい人と暇な人の差が激しいです。私の周りには居ないのですが、暇な人は仕事が無く、一日中ネットを見ている人もいると聞いたことがあります。
私の場合、現場の管理者を10年間していたので、仕事に追われない状態というのは久しぶりになります。また10年前はまだ働き方改革が浸透していなかった為、定時退社というのは正に未体験…といった感じです。
リタイア後はもっと暇になるので、仕事以外の “やりがい” を探す必要があるかもしれません。そういった意味では、50歳手前での今回の異動は、人生を見直す良いキッカケになったと思います。