アーリーリタイアを計画する上で、家族構成が大きく影響すると思います。独身であれば、リタイアに必要な資産は少なくて済むでしょうし、何か不安要素があったとしても自分で解決&決断すれば済む事もあるでしょう。
対して家族、しかも子供がいる家庭ならば、アーリーリタイアのタイミングは家族の理解や子供の成長など色々クリアしなければならない課題が沢山あります。
我家では、子供が一人なのでまだ教育費は少なくて済みますが、子供が二人、三人いる家庭であれば、中々アーリーリタイアに踏み切るのは難しいのではないでしょうか。
リタイアのタイミングは、お金より子供の成長か
今年で私は49歳になり、子供は12歳になります。37歳の時にできた子供なので、一般的な家庭よりは遅く出来た子供と言えます。最近は晩婚化が進んでいるせいか、私の周りでも40歳を過ぎてから子供が出来るケースもあります。
ただ私の同期の中でも、会社に入って早々に結婚した人は、子供が高校生か、もう少しで成人になる人もいます。この中でも早い人は、50歳を前にして子供が独立するケースもあるようです。
現状、資産がある程度貯まっているので、リタイアのタイミングは、資産の貯まり具合より、子供の成長が影響すると思います。リタイアするタイミングとしては、
①私50歳、子供13歳(中学1年生)
②私55歳、子供18歳(高校3年生)
③私59歳、子供22歳(大学4年生)
位でしょうか。
①私50歳、子供13歳(中学1年生)
この年齢については、残り1-2年位しかありません。ただ私の会社では、50歳から早期退職制度の適用年齢になります。50歳未満で退職すると、退職金は満額もらえませんし、当然割増金もありません。
現状の仕事はツライとは言え、最低でも後1-2年は頑張らなければなりません。ただその期間我慢すれば、何時でも退職できると考えると、『残りあともう少し…』と思えて、頑張れるような気がしてきます。
②私55歳、子供18歳(高校3年生)
大学は都会に多くあり、子供の大学進学に合わせてリタイアして、今いる街から引っ越しする、という手段もあると思います。普通であれば、大学進学時に子供は一人暮らしを始めるのでしょうが、家賃などの仕送りを削減するのであれば、家族全員で移住する、というのもアリと思います。
大体会社を辞めたとしても、田舎であれば休日などに勤めていた会社の人と出会う可能性があります。都会であれば、そのような可能性は低いのでしょうが、田舎は休日に行く場所はスーパーやショッピングモールなど、大体限られています。
定年退職後に出合うのであれば良いのでしょうが、早期退職した場合は、半ば会社から自己都合で強制的に辞めたと言えるため、円満退職とは言えず、会社の人と出会っても気まずい様な気がします。対策としては、退職と同時に引っ越しをする事ですが、子供の学校を考えると、中々簡単には行きません。
大学進学があれば、都合よく今住んでいる街から出る事が出来ますし、場合によっては家賃など住宅にかかる費用は減らせるかもしれません。
③私59歳、子供22歳(大学4年生)
最後の子供が成人した後にリタイアする方法ですが、これは既に『アーリーリタイア』とは言えないかもしれません。この位の年齢であれば、恐らく60歳まで勤め上げて、会社を円満退職した方が良いのかも知れません。
ただ子供が成人する、という事は子育てが終わったという事であり、子供が無事に自立していれば、お金に関する心配は軽減されます。本来であれば、最もスッキリするリタイアタイミングですが、遅く出来た子供ですので、60歳の定年ギリギリになってしまします。
過去に上記3つのケースで資産運用のシミュレーションをしていますが、どの年齢でも恐らくリタイア可能との結果になりました。結局我家の場合、リタイアのタイミングは子供や仕事の状況次第になるのかもしれません。