以前の記事で『アーリーリタイアするには、家族の理解が必要」と書いたことがありました。本人が『〇歳までにアーリーリタイアしたい。』と思っていても、家族の理解が得られないとその後の生活は上手くいかない可能性があります。
アーリーリタイアする為に、資産を作る事は基本と思いますが、自分以外の家族の生活に影響があるならば、かなり前から準備が必要と思います。
奥さんは住んでいる場所でコミュニティーが出来ていますし、子供も学校や習い事、友達もいますので、直ぐに生活を変えるのは難しいと思います。
我家の場合、子供はまだ小学校低学年なので、「アーリーリタイア」と言っても理解できない為、説明していません。ただ妻には10年位前からアーリーリタイアする事は告げています。
引越しの事を妻に聞いてみた
アーリーリタイアの目標は、2025年(50歳)か2028年(53歳)を想定しています。これら以外に2031年(56歳)で退職するケースも考えていますが、56歳ならば我慢して定年まで働くかもしれません。
ちなみに私が50歳の時は妻が48歳で子供は13歳、私が53歳の時は妻が51歳で子供は16歳になります。リタイアする年齢については、妻に何度か言ったのですが、あまり興味がないのか、よく覚えていない様です。
先日休日にリタイア後の引っ越しのタイミングや引っ越し先について、妻に聞いてみました。私が会社を退社すると、今住んでいる街にとどまっている理由はありません。
私としては、仕事を辞めた後に妻か私の実家の近くに家を借りる事になるかな…と軽く考えていました。
しかし妻から帰ってきた答えは、「子供次第」との事でした。高校、大学受験を考えるとある程度子供が成長している場合、校区を変えない方が良いだろうという意見でした。
小学校の間ならば引っ越しして校区を変えても良いのですが、中学校になってから全く違う学校に変わって高校受験の準備をするには、子供にとってきついだろうという事でした。
最も早いリタイアでも子供は13歳ですので、リタイア後直ぐに引っ越しする可能性は低くなり、高校を卒業をするまでは今の街に留まる事になりそうです。
今いる校区に不満はありませんが、子供にとって田舎より都会の方が良いのではないか、と考えていました。妻と私の実家は県は別ですが、今住んでいる街より都会です。大学進学を考えるのであれば、選択肢が多い都会の方に引っ越しした方が良いのではないか、と考えていました。
確かに妻の意見は間違っていませんし、子供の都合を考えずに無理やり引越しするのは違うような気がします。また子供の大学進学に合わせて引っ越しした方が、効率的ですし、妻の理解も得られやすいでしょう。
リタイア後の仕事探しと親の介護
結果として会社の転勤が無ければ、リタイア後も今の街に56歳まで住むことになりそうです。元々は、リタイアのタイミングで引っ越しして、新天地で新たな仕事をする事を考えていましたが、別の手段を考える必要がありそうです。
まだリタイア後の働き方を描けていませんが、今までは退職後の失業保険給付中に再就職活動しようと考えていました。
当然都会の方が仕事は多いですし、今住んでいる街での再就職は考えていませんでした。丁度私の実家は都会にありますので、リタイア後は実家の近くに引っ越すことを考えていました。
一方でリタイア後の引っ越しは、子供の進学だけでなく、親の介護も考える必要があります。私が55歳になると、双方の両親も80歳を超えますし、何らかの補助が必要になると思います。
両親の介護はその時の状況によって、考えるべきと思いますが、恐らく妻の両親は妻が面倒を見る事になりそうです。
ちなみに私の父は既に他界していますが、母親は健在です。ありがたい事に私の姉が母親の近くに住んでおり、何かあったら助けてくれます。
このまま姉に頼り切るのはマズいと思いますので、いずれ何らかの形で手伝えることがあれば、と考えています。引っ越しのタイミングが決まっておらず、悩ましい所ですが、これから少しずつ考えていきます。