アメリカから始まったFIRE (Financial Indepentence, Retire Early) ですが、日本でも数年前に紹介されて、今では広く知られるようになったと思います。
私の周りでは、FIREを目指す人、達成した人の話は聞いたことがありません。恐らく田舎では周りの目も気になりますし、明らかに働き盛りの人が平日からぶらぶらしていると目立つので、公言しないのでしょう
一方で都会では、いろんな働き方がありますし、他人との関係も田舎よりは希薄なので、FIREはし易いと感じます。
またFIREでは無くても、都会では条件の良い不動産も多いので、不動産投資で不労所得を得て、会社に属しない働き方を選択するケースも有ります。
もちろん田舎でも物件や立地を選べば、不動産投資は出来るのでしょうが、そもそも土地代は安く、持ち家比率が高いので、賃貸不動産に対する需要は少なく、都会よりハードルが高いと感じます…。
私自身、リタイア後は今住んでいる街から出る予定ですので、今の街で不動産を購入しても、遠方から管理する事になりますので、現実的ではないと考えています。
私がアーリーリタイアしたい理由
私には、アーリーリタイアしたい理由やリタイアまでの目標や計画を書き綴ったノートがあります。これは2020年に病気で入院した際、これからの人生について考えようとして作ったものです。
最初のページでは、
・リタイアする年
・目標とする資産額
・資産から得られる不労所得額
を記載しています。更にリタイアしたい理由やなぜその思いに至ったのかなどを記載しています。ちなみにリタイアしたい理由は、
1. 自由な時間。好きな所、好きな事が出来る状況
2. 価格を気にせずに買い物が出来る事。
3. 新しい事に取り組みたい。
の3つを挙げています。
最近改めてこのノートを見て気づいたのですが、「仕事を辞めたい。」という記載がない事です。
今は100人以上いる部署の部署長として働いており、忙しさと責任の重さでなるべく早く会社を辞めてリタイアしたい気持ちが強くなっており、『リタイアしたい理由=仕事を辞めたい。』となっています。
「働く事」は嫌いではないのかも…
「アーリーリタイアしたい理由」を書いたのは、数年前ですが、その当時は仕事に対する気持ちは、今よりポジティブだったのかもしれません。
今、このノートを作成するのであれば、リタイアしたい理由を『責任が重い仕事が辛いから』とか『仕事が忙しく、会社に拘束される状態が嫌だから』など書きそうです。
ただよく考えると、『仕事=働く事』が嫌な訳では無く、今の労働環境が嫌である事に気づきました。
確かに学生時代には、様々なアルバイト(コンビニ、工事現場、食品加工工場、家庭教師、パチンコ屋など)しましたが、余り嫌な感じを受けなかったですね。
寧ろ様々なアルバイトを通していろんな世界を見る事が出来、逆に楽しかったと記憶しています。
特に面白かったアルバイトでは、「こんな興味深い体験も出来て、お金ももらえるなんて、働く事は一石二鳥だな。」なんて思っていました。
元々いろんな事に興味を持つ性格で、リタイア後には海外を含めていろんな国や街に行きたいと考えています。
今の会社でネガティブな気持ちになるのは、『1つの場所(部署)で縛られている状態』や『大きな責任が伴う状態』が嫌なかのかもしれません。
もちろんアルバイトも含め、どんな仕事にも責任は伴うと思います。ただ自分のコントロールの利かない(実質1人1人の管理が不可能)範囲まで責任を負うのが嫌なのかもしれません。