仕事に余裕があると、将来の事をゆっくり考える時間もできます。今の様に仕事漬けの生活ですと、平日は会社と家の往復だけの生活になってしまいます。
資産管理についても同様で、以前は資産の内容を確認して、新しい投資先や運用方法の変更を検討していたのですが、今はその余裕もありません。
ただ投資に関しては、時間がある時にスタイル(毎月決まった金額を決まった投資先に投資するドルコスト平均法)を確立していた為、余り考える必要もない…という感じですが。
【不安は無くならない】資産は足りるのか?
今でも1ヵ月に1回はポートフォリオの内訳と資産の増加推移は確認しています。月々で見ると変動はありますが、順調に資産は増えています。
思い返せば2018年10月に資産が1億円を達成し、それからはや4年が経ちます。今では資産も1.4億円まで増え、現在考えているリタイアの時期である4年後には、退職金も合わせて金融資産は2億円位まで増えそうです。
資産は順調に増えていますが、「資産は最初の100万ドル(≒1億円)を達成するのが難しく、その後の2億、3億と増やしていくのは容易い」というのは本当なのかもしれません。
もちろんこの先市場の暴落やインフレによる現金価値の低下など、予期せぬことはあると思います。ただ50歳過ぎで金融資産を2億円もっていれば、恐らく死ぬまで安泰の様な気がします(いくら資産を増やしても心配は尽きないのですが…)。
最近、リタイア時には目標とする金融資産も達成できそうな事が分かりました。リタイアする時期もある程度見えてきたことから、リタイア後の生活について考えるようになりました。
よくFIRE等のアーリーリタイアに関する記事で見られるのは、「4%ルール(毎年の資産から引き出すお金を4%未満にすれば、破綻しない)」ですが、2億円であれば年間800万円ものお金を使う事が出来ます。
年間800万円と言うと、年収1,100万円のエリートサラリーマンに相当します。現在の我家の生活費は、300百万円程度なので、ちょっと想像できないですね…。
ちなみにリタイア後の生活費は、年間400万円を想定しています。リタイア後の生活は今より時間がある為、旅行に行く頻度も増えるでしょうし、リタイアしたとはいえ今よりケチケチした生活を送っていれば、家庭内の雰囲気も悪くなると思います。
資産をどの位引出すか?
リタイア後の生活費は、資産からの引出金と株式や債券の配当金、また(負担の無い範囲での)労働収入から充てる事を考えています。これらを総合的に考えると、資産からの引出金については、年間200万円もあれば十分な様な気がします。
結果、「4%ルール」どころか、1%程度しか引出さなくても良い事になります。以前は、「本当にこのまま50歳位でリタイアしても大丈夫なのか…」と考えていましたが、このまま順調にいけばリタイア後も資産は減らないか、上手くいけば増える事になりそうです。
ただリタイア後の生活でも最後は老人ホームに入る事になるでしょうし、その時はある程度大きな資産は有った方が良い事になります。
よくニュースやネットの記事には、「老後破綻」という言葉を見かけるため、資産をきちんと準備しているとはいえ、自分もそのようになる可能性があるのでは?と思いましたが、問題なさそうです。
「リタイア後の生活で暇すぎてやることが無い。」という気がかりは有りますが、お金の面の心配は無さそうなので、今後は「如何にリタイア後の生活を充実させるか。」というテーマについてもっと考えたいと思います。