会社を起業した事がある人にとっては、サラリーマンは恵まれていると感じると思います。毎月安定した給料をもらえますし、会社の資金繰りなど経営者にならない限りは、心配した事がない人がほとんどでしょう。
自分で起業した会社であれば、自ら働かないと会社の売上は上がらず、利益も得られません。また働いた分だけ売上が上がれば御の字ですが、何時もビジネスが上手くいくとは限りませんので、猛烈に働いても上手くいく保証は有りません。
一方でビジネスに成功したら、サラリーマンとは比較にならない位の収入が得られます。またビジネスにかかる費用は売上から控除できるため、サラリーマンよりも税金を利用できる効果は大きいと思います。
会社を 『勉強の場』 として利用する
私自身、アーリーリタイアを目指してサラリーマンをしていますが、自分でビジネスを興して独立してみたいという気持ちはありません。「副業」とい形でビジネスをする事も考えていますが、安定した収入が得られるサラリーマンを捨ててまで独立開業する勇気はないです。
サラリーマンしかしたことがないと、置かれている今の状況の有難みを感じる事は無いかもしれません。サラリーマンとして働いていると、会社からは給料だけでなく、パソコンや事務用品など、全て会社から支給してくれます。
パソコンは自分で購入すると10~20万円かかりますし、事務用品はわざわざ自分で購入すると、毎月数千円はかかってしまいます。ちなみに話は変わりますが、現在日商簿記1級の勉強をしており、自分で購入したテキストや問題集以外の事務用品は、会社の物を使わせて頂いています。
簿記の勉強は、仕事のスキルアップに繋がりますので、会社にとってもメリットはあると思います。一方で会社に勤めていなければ、勉強道具を全て自分で揃えなければなりません。また勤務時間外ではありますが、会社の事務所で勉強する事になりますので、「勉強部屋」を提供してもらっているともいえます。
会社での勉強は1例に過ぎませんが、仕事を通してスキルアップ出来れば、「お金をもらいながら、スキルアップも出来る」という考え方もできます。
もちろん、これは半ば社畜的な考え方であり、完全肯定できる意見では無いと思いますが、嫌々仕事をするよりも、仕事の中でスキルアップを出来る要素を見つける事が出来れば、少しはストレスも減少するのではないでしょうか。
都会の方が福利厚生は多い?
会社にいるメリットの1つとして、『福利厚生の利用』が挙げられます。ただ昔沢山あった福利厚生が減少傾向にあり、利用可能な福利厚生も僅かになっています。例えば昔は国内に複数あった『保養所』ですが、現在は1箇所のみになっています。
更に1箇所残った保養所は、私が住む街から遠くにあり、実質利用できない状態です。ちなみにこの保養所は、東京など首都圏に近い場所にあるので、東京の支店で働いている人々には、好評なようですが…。
また少なくなった福利厚生ですが、田舎より都会の方が充実しているとも感じます。上記で記載した保養所もそうですが、都会の支店向けには英会話教室やスポーツジムの紹介があり、結構利用している人が多いようです。
田舎の場合、英会話教室やスポーツジム自体が少ないので、大手企業と提携できないのが理由と思いますが、都会の方が企業も多く転職が盛んであり、優秀な人材を引き留めておくため、都会の方が福利厚生が充実しているのではないか?とも考えてしまいます。
これは田舎に住んでいる私の僻み(ひがみ)かもしれませんが、田舎は生活費がかからない分資産を貯めるのには有利かもしれませんが、リタイア後の働き方など選択肢が多いのは都会なのでしょう。