会社で利用できる福利厚生は、勤めている会社によって異なると思います。給料が高く、福利厚生も充実している会社がある一方で、給料が安く福利厚生も殆どない会社もあります。
普通の会社で福利厚生と思われるのは、通勤手当位かもしれません。勤めている会社の給料には着目しても、福利厚生の内容を細かく見る人は少ないかもしれません。
どの様な制度があるのか?
私の個人的な見解かもしれませんが、「福利厚生費」は会社及び社員の両方にとって良い制度と思います。給料が安くても福利厚生という形で社員に還元すれば、社員の満足度も上げられますし、会社も経費として使えます。
ちなみに福利厚生のポイントとして、「全社員が利用できるもの」となっているようです。会社が福利厚生を設定しても利用できる(する)人が少なく、偏りがあれば福利厚生費としては認められないようです。
福利厚生については色々あるようですが、調べてみると私の会社で利用できる制度は以下の様なものがありました。
上記のうち、①~⑥については現在利用しているか、過去に利用した事がある制度です。⑦~⑨については会社に制度は現在有るか分かりませんが、過去にあった制度の様です。ちなみに私は利用した事は有りません。
私の会社にはありませんが、福利厚生費として認められているものとして、「慶弔見舞金」というのもあるようです。昔は部下の結婚式に何度も呼ばれた事が有り、その度にお祝い金を自腹で支払っていました。もしかすると、この費用も経費として認められていたかもしれません…。
減少する福利厚生制度
世の中の流れかもしれませんが、会社は福利厚生を徐々に縮小する方向で考えているようです。例えば昔保養所が何か所かあったのですが、徐々に閉鎖されて今では1つしか残っていません。
また今残っている保養所も今住んでいる場所から遠く、制度は有っても過去に利用したことが有りません。
あと以前利用できていた医療費の補助制度も利用者の減少や会社の財政都合で無くなっています。福利厚生費は従業員に対するサービスみたいなものなので、会社の収益に直結するものではなく、無くす事で経費削減できると考えているのでしょうか…。
入社した当時、先輩社員から「うちの会社は給料は安いけど、福利厚生が良いから。」と聞かされたことが有ります。昔は色々あった福利厚生制度も今は殆ど無くなり、普通の会社と同じ内容になっているのかもしれません。
他の会社に余りなく、私の会社で今でも残っている制度は「社宅」でしょう。田舎なので土地が安いというのもあると思いますが、今でも何棟かの社宅が残っています。一部は取り壊しされ、「福利厚生も徐々に減少しているので社宅も無くなるのかな…」と思いましたが、リフォームして残す社宅もあり、社宅制度はしばらく残るようです。
結婚した時に社宅に入りましたが、築40年以上でトイレは汲み取り式、部屋の窓から隙間風が入る非常にボロイ物件でした。ただ家賃が1万円と格安だったので、お金を貯めるには良かったと思います。
結婚したばかりの若い夫婦が数年間住んでお金を貯め、子供が小学校に入る前に一戸建てを建てて、社宅を出ていくのが1つのパターンでした。
社宅を出た時に、「こんなボロイ物件に若い人は住むのかな?」と思いましたが、最近はリフォームして良くなったせいか、一度入居した人は中々出て行かないそうです。
若い人は景気が良い時代を知らず、将来会社がどうなるか分からないと考えているのでしょうか、多少建物が古くても社宅は安く住めるので、「家は買わなくてもいいや」と思っているのかもしれません。