子供の本業は学業(勉強)ですが、勉強以外で将来1人で生きていくための「知恵」を付けさせるのは、親の役目と考えています。普通であれば親は先に死にますし、特別な理由を除いて、何時かは家から出て自立する必要があると思います。
もちろん、子供が社会人になったとしても自宅から会社に通った方が1人暮らしよりコストパフォーマンスが良いのであれば、自宅に居ても良いと思います。ただ基本的にはきっちりと学校を卒業し、就職して1人立ちする事を私は望んでいます。
お金の勉強をどう進めるか
現在、私の子供は小学校3年生ですが、日に日に口が達者になっています。本業である学業に関して平日は分からないのですが、週末の生活を見ると中々学校の宿題を始めません。妻も勉強をする様、最初は優しく言っていますが、結局最後は叱られています。叱られた当の本人は、「ケロッと」していますが…。
子育てについては、私は余り関与していないので、妻に申し訳ない気持ちがあります。週末だけでも子供の勉強を見ていますが、子供は父親が余り何も言わないのを知っているのか、これまた中々いう事を聞きません。
毎日の勉強、生活習慣に関して妻が子供に「しつけ」をしていますが、「お金の教育」については、「あなた(父親)の担当でしょう。」と言われています。ただ小学校低学年とって、お金自体よく理解していないのか、偶にお金に関する話をしても、反応はイマイチです。
子供には毎月決まった金額のおこずかいを渡していますが、
・おこずかいの収支を付ける事
・もらったおこずかいの半分を貯金する事
の習慣をつける様に言っています。貯金については、郵便ポスト型の貯金箱に毎月のおこずかいの半分を入れ、貯金箱にある程度貯まったら、郵便貯金に預ける様にしています。ちなみに郵便貯金にお金を預けた際、通帳の数字が増えるのは、結構うれしいようです。
これ以外に「利子」や「借金」について、子供に話してみましたが、良く分っていないようで、小学校高学年か中学生になったら、良く説明したいと考えています。
私の投資への興味の始まりは、バブル時代に遡る
私自身、親からお金の教育を受けた事は有りません。はるか昔に「連帯保証人」の怖さについて父親から話を聞いたことがありますが、その時は何のことかイマイチ分かっていませんでした。
今ならば、連帯保証人のリスクは十分理解しているつもりですが、小学生の子供にとっては、借金の事も良く分っていないので、今私の子供に詳しいお金の話をしても余り意味が無いかもしれません。
私の場合、投資は会社に入ってから始めたのですが、既に高校時代から投資に関する本を読むのが好きでした。私には2歳年上の姉がいるのですが、姉はおこずかいをもらったらすぐに散財してしまうのに対し、姉を反面教師にしたのか、私はお金を使わず、貯める癖がついていました。
妻も上に兄がいる2番目の子供ですが、これまた2歳年上の兄はお金を貯められないのに対し、妻はしっかり貯金していたそうです。全ての長男、長女がお金を貯められない事はないと思いますが、私や妻の場合は年上の兄弟のお金の使い方を見ていたのかもしれません。
あと投資に関しては、父親の影響が大きい様に感じます。父親は普通のサラリーマンでしたが、バブル絶頂期に不動産投資をしていました。結局、バブル時に購入したマンションはその後大幅に下落したのですが、今でも父親に連れられて不動産を見に行った記憶が残っています。
バブルの時代はまだ中高生だったのですが、父親が買ってくる週刊誌に投資に関する記事が多く書かれていたのを覚えています。株、不動産、あと当時話題になっていた和牛への投資の特集が組まれており、まだ高校生でしたがワクワクして読んでいました。
学生時代に読んでいた様々な投資に関する雑誌や本が投資に興味を持つきっかけになったのかもしれません。