私の住んでいる県のコロナ患者は、都市圏と比べると少なかったと思います。おかげで都市部の様な大きな規制は無かったのですが、それでもイベントなどの自粛はされていました。学校行事が最たるもので、子供が通っている小学校では、運動会や修学旅行などが規模を縮小するか、延期又は中止になっていました。
これらイベントについては、子供が楽しみにしていましたので、残念な気もします。ネットでも「オリンピックは開催されたのに、なぜ子供のイベントが中止されるのか?」という書き込みもありましたが、政治的・経済的な理由からオリンピックを中止するのは難しかったのでしょう…と思うようにしています。
地方での規制の影響は
私の住む県では、非常事態宣言や蔓延防止措置は実施されませんでした。ただし、県で定めている指数(医療のひっ迫具合、10万人当りの療養者数や新規報告者数発症者数など)でステージが4になったという事で、幾つか規制がかけられるようになりました。
私が認識している規制としては、
①飲食店は20時で閉店(ただし夜間でもお酒は提供)
②公共施設は一時的に閉鎖
③集会など、大人数で集まるイベントは自粛
の様な事がありました。他にも色々あるかもしれませんが、私が気付いていないだけと思います。今まで都市圏で非常事態宣言や蔓延防止措置が実施されても影響が無かった為、どこか他人事のようにとらえていましたが、今回の影響は身近に感じました。
我家では毎週末外食していますが、何時もランチしか利用していないので、飲食店が20時で閉店する事については影響が有りませんでした。また元々会社の飲み会も積極的に行く方ではなく、どちらかというと家で飲みむ方が好きなので、居酒屋が夜開いていない事に対して、特に気に留めていませんでした。
私の生活に最も影響を与えたのは、②の公共施設の一時的な閉鎖と思います。「公共施設の閉鎖」とありますが、市役所や税務署は開いており、対象になったのは、図書館や市民センター、市が運営する運動施設などです。
1週間に1回は図書館に行っていましたので、一時的とはいえ閉鎖されたのには、正直困りました。本が借りられない事もありますが、勉強する場所が確保できないというのは、想定していませんでした。この状況ならば、家で勉強するのが当たり前かもしれませんが、家で勉強する習慣が無く、(この事を理由にしてはいけませんが)簿記の勉強に遅れが生じてしまいました。
勉強場所を求める若者たち
仕方がないので、今まで利用した事が無いカフェに行ったり、子供に邪魔されながらも家で勉強したりしていました。結局勉強は捗らず、当初目標にしていた勉強量が半分になってしまいました。
私と同じ状況なのか、最近スーパーなどの飲食スペースを使って勉強している学生を見かける事が多くありました。またファミレスでも同じように勉強している学生が多く見かけられ、勉強する場所を探すのに苦慮しているのかな…とも思いました。
スーパーの飲食スペースやファミレスなどは、元々勉強する場所ではないので、勉強の為とはいえ長時間滞在するのは、店側としては迷惑なのかもしれません。私自身、カフェで勉強したので、えらそうなことは言えませんが、大量の学生(制服を着た高校生)が勉強していると、目立ちますね。
学生の本分は「勉強」なので、本来勉強する事に対しては、ほめるべきと思います。一方でコロナ禍により公的な勉強スペースが確保できていないのは、彼らにとっても大変状況であり、何とか勉強できる場所を探してさまよっている様子を見ると、少し可哀そうに見えます。