少し前になりますが、証券会社から「令和2年分 特定口座年間報告書」が届きました。ちなみに利用している証券会社は、SBI証券です。会社に入社してからずっと使い続けていますので、早20年近く経ちます。
証券会社では、「特定口座 源泉徴収あり」を選んでいます。配当や有価証券売却益が出た場合、予め源泉徴収(税金を差引)してくれるので便利です。
ただ損失が出た場合、利益との相殺手続きはやってくれませんので、払い過ぎた税金を取り戻したいのであれば、別途確定申告が必要になります。
独身時代は投資に割ける時間が沢山ありましたが、今は家族がいますし、仕事も若い時より忙しくなっていますので、確定申告の手間を省いた「特定口座 源泉徴収あり」を選んでいます(ただのものぐさなのでしょうが…)。
令和2年の収益
昨年は、満期を迎えた社債などはありましたが、売却した金融商品は無く、収益源は全て配当金収入になっています。事前に計算していたので大きな誤差は無かったのですが、想定より配当収入が多かったです。
税引前収益 : 1,172,677円
所得税、住民税 : 292,169円(税率24.9%)
税引後収益 : 880,508円
米国ETFからの配当金が多かった為、米国での源泉徴収も受けるため、税金が高くなっています。税引前の年間収益は100万円を超えましたが、目標としていた120万円以上の達成はならずです。
年間120万円は、月10万円の副収入という私の1つの目標になっています。ただこれは税引前の金額ですので、最終的に税引き後の配当収入が120万円を超える様、今後も投資を続けて行きます。
税金について考えてみました
今回の報告書を見ると、結構税金が引かれている事が分かります。配当金や有価証券売却にかかる税金は、一律20%ですので仕方がないのでしょう。数年前はこれが10%まで軽減されていたので、ずいぶん税金が増えたな…と思う方もいらっしゃるかもしれません。
一方でサラリーマンの給料から取られる税率は、収入によって変わります。所得が4,000万円以上にもなりますと、半分近く税金で国に持って行かれることになります。
毎月の給料明細を見ると、所得税以外に住民税や厚生年金、国民健康保険、更に失業保険など引かれるお金が多く、手取りは思いの外少なくなっています。
サラリーマンは予め実際の現金をもらう前にこれらの税金を引かれている為、給料を手取り金額で考えている人が多数と思います。
収入が多い人が税金を多く払うのは、仕方がないと思いますが、高給サラリーマンにとっては、納得のいかない人もいらっしゃるでしょう。特に上の表にあります様に、年収900万円を超えた時点で、税率がいきなり10%も上昇します。
「年収1,000万円」は1つの目標になるのでしょうが、税率が少し手前の900万円で上昇するのは、何か作為的に感じます。
一方で配当所得や有価証券売却益にかかる税金は、金額の大小に関係なく一律20%です。これを多いと感じるかは、人によって異なると思いますが、高給取りのサラリーマンからすると、低い税率に感じるのではないでしょうか。
有名な経営者の中には、会社から給料はもらわず、所持している会社の株式の配当金で収入を得る人もいます。配当収入にかかる税金は20%ですので、給料としてお金をもらうより税金が安く済むのでしょう。
まだ配当収入は少なく、税率20%の税金を引かれるのはイタイですが、毎年投資を続けて将来配当収入だけで生活できるようになる事が私の夢です。まだまだ先の事と思いますが…。
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